クライアント PC 展開をする際にマスター機を作成して、展開をするときのライセンスの考え方のメモです。
私の理解が不足していることがあるかもしれませんのでこの内容は個人のメモであり、正確な情報ではありません。
# クライアント展開用のメモですので P2V 用のライセンスの考え方ではありません。
この情報の内容の利用は自己責任でお願いいたします。
ライセンスの内容については Microsfot 社のライセンスセンター等を利用し正式な内容を必ず確認してください。
本投稿の内容は以下の情報を元に記載しています。
ライセンスガイド
ボリュームライセンスメディアを使用したライセンス取得済みのマイクロソフト製品の再イメージング
Contents
■クライアントのライセンス
クライアントの展開をする際、メーカー製の PC を購入することが一般的かと思いますが、メーカー PC には大抵の場合、OEM (Original Equipment Manufacturer) ライセンスとして Windows のライセンスがついています。
# OS レスモデルで購入した場合はついてきません。
OEM ライセンスの場合、以下のように購入した PC にライセンスが紐づいている形 (ハードウェアとセットになっている) になります。
最初に購入していたハードウェアを使用しなくなったので、このハードウェアで持っていた OEM ライセンスを新規ハードウェアで使おうとした場合、これは NG になります。 ![]()
OS レスモデルを購入しているので OS を使用するためのライセンスは保有していません。
OEM ライセンスはハードウェアに紐づいているライセンスなのでそのライセンスをライセンスを保有していない端末に譲渡するということもできません。
# ライセンスを別途保有している場合はこのあたりの考え方が変わってくるはずです。P2V に関してはこのあたりの考え方が重要となってきます。
■クライアント展開を考える
それでは、今回は 50 台のクライアント展開を考えてみます。
このクライアントは OEM 版の Windows 7 Professional がついているモデルを想定しています。 ![]()
クライアントを展開するときにはマスターを作って同一のイメージを大量展開するのが一般的だと思います。
この方法は NG です。
再イメージングの資料を見ると以下のように記載されています。
OEM メディアを使用して再イメージングする権利はありません
OEM メディア (OEM ライセンスのメディアでインストールされた環境) を使用してマスターイメージを作成し展開する権利はありません。
ドキュメント内に以下の記載があります。
この権利に基づいて、お客様はボリューム ライセンス契約で提供されるメディアを使用して、OEM (Original Equipment Manufacturer) 製品またはパッケージ製品 (FPP) のライセンス取得済みのコピーを再イメージングすることができます。
OEM メディアを使用してインストールした環境を再イメージングする権利はありませんが、ボリュームライセンス (VL) で取得したメディアを使用して、再イメージンすることは可能です。
以下のようなイメージ展開は可能ということですね。 ![]()
OEM メディアでインストールされた環境では、再イメージをする権利はありません。
再イメージをするための権利を得るためには、VL のメディアを使用してインストールされたマスター機を準備する必要があります。
そのため、VL のメディアキットとライセンスを 1 つずつ入手し、そのメディアとライセンスを使用してマスター機を作成します。
# ライセンスが無い状態でメディアキットは購入できないと思いますので、VL のライセンスも一つ必要になります。
すでに展開対象で必要となるメディアキットとライセンスを一つ保有しているのであれば VL の準備は不要なようです。
OEM 50 ライセンス + VL 50 ライセンスではなく OEM 50 ライセンス + (VL 1 ライセンス + メディアパック 1 : 既にライセンスを保有している場合は、追加で購入しなくてもよさそう)
このような展開であれば、OEM のライセンスを使用してクライアントの大量展開をすることが可能となるようです。
VL のアクティベーション数の上限は決まっていますが、上限は VLSC 経由で増やすことが可能ですので、アクティベーション回数が不足しているのであれば、クライアント展開の台数に合わせて上限を増やしておきます。
OS のライセンスに関してはハードウェア購入時に付与していたライセンスを使用しますので [付与されていたライセンスと同じエディション] でイメージを作成する必要があります。
この展開方法では、VL は Windows 7 Enterprise を準備しています。
ただし、各ハードウェアでは Windows 7 Professional の OEM ライセンスしか保有していません。
この場合、エディションが異なっており、各端末が保有していないライセンスを使用しての展開となるため NG となります。
以前 OS プレインストール PC (OEM PC) の再イメージング (コピーによる社内展開) について に記載されている特例措置がありましたが、この措置は 2009 年 7 月 1 日に終わっています。
現在は、期間が終了しているので VL で作成したイメージをベースに展開を考える必要がありそうですね。