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11/17 の SQL Server の発表について

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Connect のタイミングで SQL Server の大きな発表がいくつも行われました!!

関連しそうな情報をざっくりと。

Connect(); 2016 の Data Platform 関連の情報については Intelligent Apps & Data から確認することができそうです。

SQL Server 2016 SP1


参考 URL

 

SQL Server 2016 SP1 の提供が開始されました!!

単純な機能強化や、Fix だけでなく、Standard Edition で大幅な機能強化が行われています!!
Always Encrypted や、Operational Analytics が SP1 からは、Standard でも使用できるようになっています。
CPU / メモリのサポートも増えており、Standard Edition でサポートできる範囲がかなり増えています。

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ただし、 Standard 版に関してはスレッド数等の制限があるようで、大規模で使う場合は Enterprise を利用される方がよいかと思いますが、Standard で使えるのはインパクトが大きいかと。

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Features Supported by the Editions of SQL Server 2016 も SP1 対応に更新されていましたので、詳細についてはこちらから確認するのがよいかと思います。

 

SP1 を適用することで、これが、

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これに。Express も機能拡張されています。

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実際に作ってみました。

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SP1 を適用することで Standard Edition でも様々な機能が使用できるようになりますが、Enterprise と Standard の機能差についてはあります。

In-Memory 関係については、情報がまとめられています。

In-Memory OLTP in Standard and Express editions, with SQL Server 2016 SP1

今回の SP1 で目指されたものは、エディションに影響せず一貫したプログラム開発ができるための改善となっているかと思います。

  • In-Memory OLTP
  • 列ストアインデックス
  • パーティショニング / データ圧縮
  • ストレッチデータベース

というようなパフォーマンス系の機能や、

  • Always Encrypted
  • CDC
  • 詳細な監査

というような暗号化やデータのトレースのための機能、

  • データベーススナップショット

のような機能が、Standard Edition でも利用できるようになっています。
# Operational Analytics 系の機能はサイズの制限があります。

データベーススナップショットがサポートされましたので、基本的な可用性グループのセカンダリでスナップショットを使用することができるか試してみたのですが、Standard Edition のセカンダリでスナップショットを取得して、スナップショットによりデータベースを読み取ることができましたので、リアルタイムなデータを使用したセカンダリの利用ではなく、スナップショットを利用したセカンダリの利用はシナリオとして使うことができそうでした。

ただし、

  • パーティショニングの並列操作
  • TDE
  • 並列インデックス操作
  • リソースガバナー
  • オンラインインデックス操作
  • オンラインスキーマ操作

というようなものについては、Enterprise Edition のみとなっていますので、運用系の機能や並列操作に関しては、Standard Edition では使用することができない / 制限がある形となります。

Standard Edition の機能拡張のほかに、SQL Server 2014 SP2 で実装されたクローンテーブルや CREATE OR ALTER 構文のサポート等、新機能についても増えていますので、新しい機能のキャッチアップも重要そうですね。

SSAS についてもパフォーマンスの向上が行われています。
# NUMA 系の対応となるようですが。
Improving Analysis Services Performance and Scalability with SQL Server 2016 Service Pack 1

SSRS に関しても機能追加があるようですね。
What’s new in SQL Server 2016 SP1 for Reporting Services

SQL Server on Linux


参考 URL

SQL Server on Linux がパブリックプレビューになりました。
Virtual Lab でもいくつかのコンテンツが公開されているようです。

詳細については Release notes for SQL Server on Linux から確認できそうです。
現状、サポートされている機能についてリリースノートから確認可能でした。

インストール後の設定として Configure SQL Server on Linux with mssql-conf も一読しておくとよさそうでした。

Connect(); では、Lara 姐さんが、Mac の Docker でデモを動かされていました。

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現状は、RHEL と Ubuntu, Windows / Linux / Mac の Docker で、vNext が動作するようですが、SUSE もサポート予定のようです。

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Ubuntu でサクッと動かしてみました。

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この辺が Drawbridge のテクノロジーなんでしょうかね。
Linux 上で動いている SQL Server ですが、sys.dm_os_loaded_modules からロードされているモジュールを確認すると Windows のカーネル等がロードされていることが確認できます。
SQL Server on Linux (SOL) で、Windows がライブラリ OS として動作しているというのはこのあたりのことなのかと思います。
SOL に OS のライブラリが含まれる形かと思いますので、OS 側の修正が発生した場合はライブラリ OS の更新が必要になるのかと。
現状は、6.2 系の Windows 8 / Server 2012 系のカーネルが使用されているようです。

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SQL Server のバイナリの構成はとってもシンプルでした。

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Pacemaker を利用した、クラスタータイプの高可用性モデルについても評価できるようです。
Shared disk cluster for SQL Server on Linux

SQL Server on Linux: High Availability and security on Linux で詳細を確認でいます。
AG についても今後の機能として紹介されており、エディション差もスライドがありましたので、Windows と同じ考えになるかもしれないですね。

 

SQL Server v.Next


参考 URL

先日の PASS でデモが行われていたものになると思いますが、Windows / Linux 共通の Next のバージョンとして、vNext CTP1 が提供され、対応している SSMS も同時に公開されました。

14 のバージョンになっています。

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Windows / Linux の両方が同一のバイナリとして動作するような形で、vNext が開発されているんでしょうね。

互換性レベル 140 という新しい互換性レベルが追加されています。

また、照合順序に 「_VSS」が増えているのですが、これは、

互換性レベル140で_VSS フラグを使うと、異体字(例えば「渡邉」と「渡邊」とか)が識別できるようになりますね。

ということを教えていただけました。
SQL Server のバージョンが進むごとにこの辺が強化されているので、どのような判断ができるようになるのかを整理しないとわからなくなってしまいそうですね。

SSIS もアップデートが行われていて、スケールアウト構成がサポートされているようです。

 

クライアントツール


参考 URL

vNext に対応した SSMS / SSDT がリリースされています。

また、VSCode の SQL Server 対応のエクステンションが公開されています。
Linux デスクトップや Mac 向けのクライアントとして使う形でしょうか。
# 以前公開されていた SQL Server 向けのエクステンションのアップデート版のようですが。

Written by masayuki.ozawa

11月 17th, 2016 at 1:34 am

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