ドメインコントローラーでグループポリシーの設定等を格納している SYSVOL 共有ですが、Windows Server 2008 以降のドメインコントローラーでドメインを初期構築した場合や 2003 からの移行をした後に FRS から DFS へ移行 (【Windows Server 2008】 Sysvol 複製を FRS から DFSR に移行するには Dfsrmig.exe コマンドを使用する) した後は、DFSR が使用されています。
以前、SYSVOL 共有の複製設定を DFS の管理コンソールで確認 で書いたこともあるのですが 2012 R2 でもSYSVOL 共有の複製の確認を DFS の管理コンソールで実行することができるのでメモとして。
DFS の管理コンソールとして、[DFS の管理]、コマンドツールとして [dfsrdiag] がありますが、AD DS をインストールした状態では、使用することができません。
これらのツールは、リモート サーバー 管理ツールのファイルサービスの中の DFS 管理ツールをインストールすることで使用できるようになります。
DFS の管理を起動すると DFS-R の設定状況を確認することができます。
SYSVOL 共有については [Domain System Volume] というレプリケーション グループで設定が行われていることが確認できます。
DFS-R のマニュアル同期については How to force DFSR SYSVOL replication ? Windows Server 2012 and 2008 R2 に書かれている dfsrdiag で実行することができます。
dfsrdiag syncnow /RGName:”Domain System Volume” /Partner:OTHER_DC /Time:15 /v
PowerShell で実行する場合には、以下のようコマンドレットになります。
Sync-DfsReplicationGroup -GroupName "Domain System Volume" -SourceComputerName "AD-01" -DestinationComputerName "AD-02" -DurationInMinutes 15
DFS の管理からは状態レポートが出せますので、dcdiag /test:DFSREvent でのテストのほかにこれも覚えておくとよいかもしれないですね。