最新の SQL Server Management Studio (SSMS 21) と Visual Studio Code の MSSQL 拡張機能では、Copilot 連携をしながらデータベースの管理を行うことができます。
この機能についてざっくりとまとめておきたいと思います。
機能比較
これらの実行環境の機能についてまとめると次のようになるのではないでしょうか。
SQL Server Management Studio | Visual Studio Code | |
生成 AI の実行基盤 |
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使用可能なモデル |
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ツールのサポート OS |
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対応する SQL Server |
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使用されるコンテキスト |
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接続のプログラム名 |
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サポートモード |
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追加コマンド | ||
利用方法 |
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Visual Studio Code は読み取り専用の対応のみとなりますが、サポート OS や使用できるモデルが多い、クエリエディターでのインラインサポート、MSSQL 拡張機能ではありませんが、Copilot Agent で MCP サポートと、汎用性は高いかもしれません。
シナリオ
利用のシナリオについては、どちらの利用方法も同等になると思います。
データベース環境の確認
- サーバー / データベースの各種設定の確認
- デフォルトから変更されている設定の確認
- データベースサイズ / テーブルサイズの確認
- 特定の属性 (例: メールアドレス) を持つテーブルの確認
- SQL Server エージェントジョブの実行状況 (直近で失敗したジョブの取得)
- データサイズの大きいテーブルのリストアップ
- 直近で実行されたパフォーマンスの低いクエリ / 最も頻繁に実行されたクエリ
設定に関しての質問
- 設定の変更を行った際の影響の確認
- 設定を変更せずに対応する方法がないかの確認
- 利用したい機能のステップバイステップの提示
- 互換性モデルを変更せずにクエリの互換性をテストする方法の提示
クエリ作成の指示
- 運用スクリプト (例: バックアップ) の提示
- 指定した RPO を満たすスケジュールバックアップの SQL Agent ジョブのスクリプトsか宇製
T-SQL 作成の指示
- 特定の条件を満たすデータを取得するためのクエリの生成指示
- テーブルのデータ型を変更するクエリの作成
- tempdb の使用状況の取得
- 未完了のトランザクションを調査するクエリの作成
データベース開発
- 特定の要件を満たすことができるテーブルの作成
- 作成したテーブル用のインデックス作成
- 指定した件数 / 指定したテーブル用のサンプルデータの生成
- 外部キーの生成
- 指定した言語を使用してデータ操作を作成するコードの生成
- 自然言語による指示を基にしたクエリの作成
- 指定したクエリの処理内容の解説
- クエリの改善提案
- クエリのセキュリティ的な懸念の提示