検証環境のホスト OS の Windows Server 2012 を Windows Server 2012 R2 にインプレースアップグレードをせっせと実施していました。
アップグレード自体は問題なく終了したのですが、イベントビューアーを見たらアプリケーションに以下のエラーが 11 秒間隔で出力されていました。
# ソース : WMI / イベント ID : 10
クエリ "SELECT * FROM __InstanceOperationEvent WITHIN 10 WHERE (TargetInstance ISA ‘Msvm_ExternalEthernetPort’) OR (TargetInstance ISA ‘Msvm_VmLANEndpoint’) OR (TargetInstance ISA ‘Msvm_SyntheticEthernetPort’) OR (TargetInstance ISA ‘Msvm_ComputerSystem’) OR (TargetInstance ISA ‘Msvm_VLANEndpointSettingData’)" のイベント フィルターを名前空間 "//./root/virtualization" 内で再度使用できませんでした。原因はエラー 0x80041010 です。問題が解決されなければ、このフィルターではイベント表示できません。 |
さて、何だろうと思って調べていたところ、以下の情報が。
Windows Vista Service Pack 1 または Windows Server 2008 をインストールした後に、アプリケーション ログにイベント ID 10 が記録される
Event ID 10 is logged in the Application log after you install Service Pack 1 for Windows 7 or Windows Server 2008 R2
上記の KB は WMI へのアクセス権の修正になるようなのですが、これは該当していないようでした。
続いて調べてみたところ以下の情報が。
Problem with CPU load and WMI errors when Hyper-V is installed?
こちらはドライバーの入れ替えになります。
検証環境は NEC の gt110b を使っており、オンボードの NIC は Intel の 82574L が使用されています。
この NIC のドライバーを Intel のサイトから適用可能な最新のドライバーに入れ替えたところエラーが発生しなくなりました。
検証時に提供されていた最新のバージョンである 18.6 の PROSet ではインストールができなかったため、18.5 を使用しています。
PROSet のインストール時に NIC を Hyper-V で使用していると、インストールができませんので仮想 NIC としては使用しないようにしておく必要があります。
インストールが終われば、再度仮想 NIC として登録してもエラーは出なくなるかと思います。
Windows Server 2012 R2 では root/virtualization がなくなっていたかと思いますので、この辺の影響ですかね。
Windows Server 2012 R2 Preview > さよなら rootvirtualization
もしかしたら、ドライバーをインストールしなくても仮想 NIC の再作成でも対応できるのかもしれませんが。
Windows8.1(マザーASUS P8Z68-V, Core i7-2600, Hyper-Vインストール済)ですが、何もしていないときでもCPU負荷が常に15%近く食ってしまっていて、困っていました。タスクマネージャーでみても「サービスホスト」というシステムが食ってることしか分からず。
イベントビューアーで約10秒おきに同様のWMI のエラーメッセージが出ているのが確認できたので、もしやと思いこの記事の通りにIntel のLANドライバ(Intel LAN Driver V18.5.54.0 for Windows Win8.1 32bit & Win8.1 64bit—(WHQL))をASUSサイトからダウンして更新したところ、ピタリとエラーが止まり、CPU負荷も2~3%に落ち着きました。
まさかLANドライバが原因だとは思いつかなかったので助かりました!
hiroz (@hiroz)
21 12月 13 at 22:36
自分の環境でも同様の問題が発生していて悩んでいたのですが。
どんなドライバーを入れてもHyperVがインストールされている限りエラーの発生が止まらなかったのですが(HyperVをアンインストールすれば止まりました)以下のサイトで
「ドライバをインストールする時に、Intel PROSet Monitoring Serviceを有効にすると再発するよ」と書いてあるのに気が付き、これをサービス設定から無効にした所改善しました。
どうやらこれは、ドライバの問題というよりもIntel PROSet Monitoring ServiceとHyperVとの競合が問題のようですね。
BABO21
28 5月 16 at 14:48
URL書き忘れました。
http://www.mcbsys.com/blog/2013/11/thousands-of-wmi-event-id-10-errors-after-server-2012-r2-upgrade/
BABO21
28 5月 16 at 14:50