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Windows Server 2025 の一般提供が開始されたので関連情報を確認する

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JST では、2024/11/02 の連休中となるため、情報のキャッチアップが遅れてしまったのですが、2024/11/01 に Windows Server 2025 の一般提供 (RTM) が開始されました。

Build としては 26100.1742 となったようです。

関連する情報について後で見返せるようにまとめておきたいと思います。

Windows Server 2025 の関連情報

新機能

一般提供開始に合わせ各種ページも RTM 後の内容で更新されています。

RTM 後に開催された MS のカンファレンスは Ignite 2024 となるのではと思いますが、次のセッションで RTM 後の機能を把握することもできるかと。

 

Windows Server の製品の ランディングページ も Windows Server 2025 となっているようですね。

System Center についても 2025 がリリースされていますので関連するものがあれば System Center documentation を見ておくとよさそうです。

エディション比較についても情報が公開されており、以前のバージョンとの比較については以下の情報も参考となります。

以下は私が気になっている新機能となります。

 

従量課金による Windows Server の利用

Azure Arc の利用が必要となりますが、Windows Server を受領課金で利用する方法が提供されます。

利用可能なインストールタイプについては Windows Server 従量課金制を設定する に記載されており、評価版 / VL では使用できずリテール版でインストールする必要がありますが、新しい Windows Server の利用形態として覚えておくとよいのではないでしょうか。

 

Hyper-V の新機能

Windows Server 2025 の Hyper-V で注目している機能としては、ワークグループクラスターの Live Migration があります。

ワークグループクラスターの Live Migration サポートについては、以下のページで情報を確認することができます。

そのほかの機能としては、GPU サポートについても改善があり、次の情報から確認できます。

 

現状、ドキュメントでは見当たらない機能もあり、What s New in Failover Clustering in Windows Server 2025 の内容も把握しておくとよいかもしれません。

他にも Azure Stack HCI の機能への追随として ストレッチクラスターシングルノードクラスター があったはずなのですが、これが最終的にどのようになったのかは、情報が公開されておらず実装状況を把握できていません。

 

クラスター対応更新

クラスター対応更新のドキュメントには現時点では記載されていないようなので、正式にサポートされるのかの判断が難しいのですが、ワークグループクラスターでクラスター対応更新が動きました。

クラスター対応更新の要件については、次のドキュメントできさいされていますが、現時点ではまだ記載がないので、正式にサポートされるかについては、適宜情報をキャッチアップしようと思います。

 

ホットパッチ

Windows Server 2025 は Azure Edition を使用していなくても、Azure Arc によって接続された環境であれば、ホットパッチを利用することができます。

2024/11/18 時点ではプレビュー中の機能となっていますが、再起動を伴わないセキュリティパッチの適用については興味深いですね。

 

リリースアナウンス

Windows Server 2025 now generally available, with advanced security, improved performance, and cloud agility として、リリースのアナウンスが行われました。

  • Advanced multilayered security
  • Cloud agility anywhere
  • AI, performance, and scale

の 3 つの領域が今回の重点領域として紹介されています。

 

Tech Community のブログ

https://techcommunity.microsoft.com/category/windows-server / https://techcommunity.microsoft.com/category/windows/blog/windowsosplatform の Windows Server 2025 のブログでは、直近で次のような記事が公開されています。

 

サポートライフサイクル

Windows Server のリリース情報 に記載されていますが、一般提供開始に伴いサポートライフサイクルも確定しました。(投稿時点では https://learn.microsoft.com/ja-jp/lifecycle/products/ にはまだ追加されていないようでした)

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Windows Server 2025 は LTSC となるため、2029/10/09 までのメインストリームサポートと 203/10/10 までの延長サポートの 10 年間のサポートライフサイクルの製品となります。

 

インストールメディアの入手について

Azure Marketplace

Azure Marketplace で使用可能なイメージが記載されている、Windows Server に Windows Server 2025 が追加されていますので、Azure VM のイメージとしてもすぐに使いだすことができそうです。

Azure Stack HCI 向けの Marketplace のイメージ としては Windows Server 2025 は 2024/11/04 時点では含まれていなかったため、HCI で動作させる際には、個別にインストールをする必要があるのかと。

 

評価版

本投稿を書いている 11/04 (JST) 時点では、英語の評価版のページ (または こちら) から RTM の評価版を入手することができます。(日本語のページは Preview となっているため、日本 URL  (ja-jp) にリダイレクトされた際には英語版 URL  (en-us) に変更して下さい)

私が確認したタイミングでは日本語版のメディアは「26100.1742.240906-0331.ge_release_svc_refresh_SERVER_EVAL_x64FRE_ja-jp.iso」となっており、ファイル名としては Build 26100.1742 向けのファイル名となっていました。(ダウンロードしかしておらずまだインストールの確認はしていません)

 

Visual Studio Subscriptions

Visual Studio Subscriptions でも Windows Server 2025 の提供が行われているため、サブスクリプションを契約している場合はこちらからもインストールメディアを入手することができます。

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System Center も 2025 が提供されていますので、最新の System Center の検証もできるようになっています。

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Windows Server 2025 のサポート状況

リリースされた直後ですのでまだ各種情報が更新されていない状況だと思いますが、自身が関連する範囲の Windows Server 2025 のサポート状況はどこを見ればよいのかをまとめておこうかと。

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Written by Masayuki.Ozawa

11月 4th, 2024 at 12:23 pm

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