本日から PASS Summit 2019 のセッションが開始され、Day1 のキーノートが行われましたのでメモを。
PASS Summit は今年で 21 回目の開催となります。
キーノートは、Ignite の Azure Data: Unmatched price-performance and limitless capabilities wherever your data lives と似たようなタイトルですね。
今回は Ignite の数日後に PASS が開催されるという珍しいパターンです。
PASS のスポンサーには、Microsoft ももちろん入っているのですが、プラチナスポンサーとしてAWS が入っているのが興味深いですね。
SQL Server は実行する場所や、接続をする言語の柔軟性があるデータベースとなり、様々なユーザーで使用され、Azure では多数のデータベースが作成されています。
SQL Server 2019 の GA のアナウンス。
Intelligence over all your data が一つのメッセージとなっており、すべてのデータを活用するというのが懇切ぷとの一つです。
SQL Database Edge のアナウンス。
300MB のフットプリントで、ARM64 に対応しており、ラズベリーパイでも動作させることが可能な SQL Server のデータベースエンジンとなっています。
PREDICT 関数がサポートされていますので、ONNX フォーマットの機械学習のモデルを SQL Database Edge 内で使用した AI の実装などもできるようになっています。
デモはカール・ツァイスのラインでの Edge デバイスの活用について。
SQL Database Edge だけでなく、SQL Server 2019 Big Data Cluster と連携した活用も行われているようです。
SQL Server という一つのデータベースのスキルが様々な場所で活用ができるような時代になってきていますね。
Big Data や Edge デバイスに対しても一つのツール (Azure Data Studio) でデータ操作を行うこともできるようになっており、SandDance を使用したリッチな可視化も可能に。
SQL Server 2019 について。
パフォーマンス / 可用性 / セキュリティについて様々な機能が追加されています。
TPC-H の 30 TB でもトップの性能を出しています。
(RHEL の SQL Server 2019 の情報が登録されていました)
Conor Cunningham と Bob Ward による SQL Server 2019 のデモ。
この二人のデモは最近の PASS では定番となってきましたね。
ADR により、DB を高速に復旧することができるようになっています。
(ERRORLOG に ADR の有効状態が表示されるんですね。)
Intelligent Query Processing によりクエリの高速化も実現。
Big Data Cluster の Case Studyも。
MS のサイトにもいくつかの Big Data Cluster の事例は登録されていますね。
- Swiss venture seeks to improve patient care through AI-powered diagnostics
- Technology company delivers cutting-edge medical insights with SQL Server 2019 Big Data Clusters
話はクラウドに。
SQL Databas Serverless が GA しました。
SQL Database Hyperscale の最大サイズが 200TB になっていますが、変わったのでしょうか。
Azure には、 SQL Server ベースの環境をコストを抑えて利用する方法がいくつか用意されています。
Hyperscale は読み取りサーバーの追加により、読み取りワークロードのスケールが可能となっています。
このデモは Inspire で実施されたデモですかね。
PostgreSQL の Hyperscale も GA です。
H&R Block の事例紹介
Azure の Data Service (Managed Instance / ADF 等) や Azure Dev Ops を活用。
Hybrid 領域として Azure Arc の紹介です。
Kubernetes 上で稼働するため、動作する場所を「どのクラウドか」も問わずに Azure データサービスを実行することができるようになります。
(現在は、SQLDatabase / PostgreSQL を実行可能)
Arc を使用した DB の展開のデモ。
自動パッチングの仕組みも持っています。
話は Cosmos DB に。
Cosmos DB の特徴とともに、直近のアップデートについて紹介されています。
Cosmos DB のデモに。
グローバルレプリケーションもポータルからぽちぽちで設定可能。
Mongo API に Robo 3T で接続も可能です。
Cloud Analytics として Azure Synapse のアナウンス。
TPC-H のベンチマークも良好です。
シングルシステムでデータ分析に必要となる様々な機能を備えています。
Data Share が GA
Data Factry の Data Flow が GA し、Wrangring Flow が Public Preview になりました。
Ignite で実施されていたゲームのキャンペーンのデータ分析のデモですね。
Synapse を使用して様々なデータ分析が行われています。
Synapse はペタバイトクラスのデータに対しても活用できるデータ分析のソリューションとなっています。
ラズベリーパイで実行されていた SQL Database Edge で部屋の状態がとられていたようですw