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SQL Server 関連の情報 (2018/7/18)

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SQL Server 周りでいろいろと情報が公開されていたので、後で見るためにちょっとまとめておきたいと思います。

SQL Data Warehouse

SQL DW Gen2 で、Instant Data Movement (IDM) による DMS によるデータ移動が発生した場合の高速な移動のサポート

Power BI

Enterprise Reporting として、Power BI で SSRS のレポートをサポートするようになるらしいです。
 

Managed Instance

MI で Business Critical の Public Preview が使用できるようになりました。(東日本でも利用できます)
ローカルストレージと AlwaysOn 可用性グループによる 4 台のレプリカがある、In-Memory OLTP が利用できる構成となっており、General Purpose と比較して、パフォーマンスと耐障害性が向上しています。
一度デプロイしてみましたが、ローカルストレージの仕組みは General Purpose の tempdb と同じかもしれません。
冗長化は Active Secondary が 3 台構成されており、Secondary を読み取りワークロードとして使用することができます。
あと、MI を Publisher とした、レプリケーションのドキュメントも公開されていました。

SQL Server / SQL Database

次のバージョン系の話がいくつか出てきていますね。
SQL Server 2017 で追加された Adaptive QUery Processing が強化された Intelligent Query Processing の機能が SQL Database で実装されており、互換性レベル 150 という次のバージョンの互換性レベルが追加されています。
ほかにも COUNT DISTINCT をおおよその数で構わなければ高速に取得を行うための構文や、グラフテーブルの Match 句のサポートなど、クエリの強化も行われてきています。
あとは、マイグレーションサービスの変更として、DMS のログイン / SQL Server Agent の移行のサポートなども記載されていますね。
DEA については、2.6 で、SQL Server 認証に対応し、これにより、SQL Database / MI をターゲットとして追加できるようです。
SQL Server 認証が可能になると、SQL Server on Linux をターゲットとするときに、Active Directory 認証を使う環境を整えなくても簡単に、キャプチャを利用することができるようになり、コンテナーに対して A/B テストを実施するための労力も減りますので、結構インパクトが大きいのではないでしょうか。
SQL Database の vCore / 長期保存バックアップ / 自動フェールオーバーについて、GA したようです。

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Written by Masayuki.Ozawa

7月 18th, 2018 at 9:13 am

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