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Azure Database Migration Service Public Preview が発表されました

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Announcing the Azure Database Migration Service Public Preview! でアナウンスされましたが、データの移行を実施するためのサービスである、DMS の First Public Preview が公開されました。
価格については、https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/database-migration/ で公開されており、現状の Preview については、無償で利用可能なようです。

現状サポートされているリージョンは次の通りとなるようです。

  • East US, South Central US, West US
  • Brazil South (Second Region)
  • West Europe (Third Region)
  • North Europe

DMS、サポートされていないリージョンに紐づいているサブスクリプションでは、そもそも検証できなさそうです…。
サブスクリプションがサポートされているリージョンに紐づいていないと、リソースが作成できないようで、リソースを作成するためのリージョンの指定が、そもそもないのですよね…。

修正 :
自分のサブスクリプションの場合、MSDN 関連のものとなっており「東アジア」に対してリソースの作成ができないので引っかかっていたようですね。
後述の ARM テンプレートを使用することで、明示的にリソースの作成場所が指定できたので、東アジアにリソースが作成できないサブスクリプションの場合は、ARM テンプレートで展開するとよさそうです。
2017/11/18 修正 : 日本からも検証することができましたので、文末に捕捉を追記しました。
image
ブチザッキ兄さんに聞いたところ、このようになっているようです。


How can we improve Azure Signup and Billing? の内容に起因しているようですので、こちらよろしければ Vote して、改善要望を強めていただけると幸いです。
当面はドキュメントを見て、予習ですかねぇ。
What is the Azure Database Migration Service Preview?
Database Migration Guide にも DMS の内容が含まれていますので、こちらも参考にするとよさそうです。
Database Migration Guide ? November updates
 
2017/11/18 修正
自分のサブスクリプションでも検証することが可能でした。
11/18 時点では、サブスクリプションによっては、ポータルから作成ができない、PowerShell についても現時点ではリリースされていない (今後、数日で DMS に対応した PowerShell をダウンロードできるようになるそうです) のですが、ARM テンプレートを使用して DMS を作成することは可能です。
(ポータルの挙動もリリース直後と比較して、少し変わっているので、今後ポータルから設定できるようになるかもしれないですね)
ARM テンプレートの例としては次のような内容となります。
これを、「New-AzureRmResourceGroupDeploymen」等で展開することで、使用できるかと。

{
    "$schema": "https://schema.management.azure.com/schemas/2015-01-01/deploymentTemplate.json#",
    "contentVersion": "1.0.0.0",
    "resources": [
        {
            "type": "Microsoft.DataMigration/services",
            "apiVersion": "2017-04-15-privatepreview",
            "name": "<DMS Server Name>",
            "location": "East US",
            "sku": {
                "name": "GeneralPurpose_4vCores"
            },
            "properties": {
                "virtualSubnetId": "<SubnetID>"
            }
        }
    ]
}

 
「<>」内については適宜設定してください。
SKU については、次の種類が選択できます。

  • Basic_1vCore
  • Basic_2vCores
  • GeneralPurpose_4vCores

現状「January 31, 2018」までは、どの SKU も無償となっているので、最上位のものを指定しています。
「virtualSubnetId」については次のコマンドで確認できます。

Get-AzureRmVirtualNetwork -ResourceGroupName "<RG Name>" -Name "<NW 名>" | Get-AzureRmVirtualNetworkSubnetConfig | Select Name,Id

 
作成だけでなく、実際に実行することも可能です。
現時点のサポートとしては「SQL Server 2016 以前 ?> SQL Database」となっているようで、SQL Server 以外からの移行については Private Preview となっているため、現状の Public Preview では使用することはできません。
imageimage
実際の仕様の流れについては別の投稿で捕捉したいと思います。

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Written by Masayuki.Ozawa

11月 16th, 2017 at 8:02 am

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