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SQL Server 2016 CTP2 の提供開始が開始されました

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こちらから ダウンロードできます。
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CTP 2 、日本語版もあるようですね。

ドキュメントは こちら から。

データベースエンジン系の機能に関しては、What’s New in Database Engine から確認することができます。

機能の拡張としては

  • Columnstore Indexes

  • In-Memory OLTP

    • こちらもかなり細かな機能拡張が入っています。

    • ALTER サポートやサポートする照合順序の追加など、いままで取り回しが難しかった箇所の機能追加はうれしいですね。

    • 詳細は In-Memory OLTP (In-Memory Optimization)

  • Live Query Statistics

    • 今まで、実行プランは実行後のプランしかわかりませんでしたが、LQS では実行中の状態でプランが取得できます

    • これにより、今、どの操作が処理されてどのようにデータが流れているかというのがグラフィカルに確認することができるようになりました。

    • 詳細は Live Query Statistics

  • Query Store

    • SQL Server 2016 の個人的目玉機能。

    • 今までのクエリキャッシュでは、キャッシュされている状態の情報の取得になっていました。

    • Query Store を使って情報を蓄積することで、「実際に実行されたタイミング」のクエリの情報を取得

    • その情報でプランを固定 / そのプランを利用しないというような操作ができるように

    • クエリに特化したパフォーマンスデータコレクション的な機能を思い浮かべていただくとよいかも

    • 詳細は Monitoring Performance By Using the Query Store.

  • Temporal Tables

    • こちらは SQL:2011 規格に準拠した機能だったはずです。

    • 時間軸に応じたトランザクションの情報を取得 (過去にどのようなデータがあったか) できる

    • メインテーブルにヒストリーテーブルを関連付け過去データを自動で流すことで、透過的に過去データを検索できるようになります。

    • 詳細は Temporal Tables

  • Backup to Microsoft Azure

    • ページ BLOB ではなく、ブロック BLOB に対して、複数のファイルでのバックアップが取得でき、複数ファイルを使用することで最大 12.8TB のバックアップが作れるようですね。

    • 詳細は BACKUP (Transact-SQL) / SQL Server Backup to URL

  • Managed Backup

    • ブロック BLOB / システムデータベース / 単純復旧モデルの DB のサポート

    • ローカルに最新のバックアップを残すことができる

    • CTP2 の制約で、現状は GUI サポートが入っていないようなので SQL でがりがり検証する必要がある感じでしょうか

    • 詳細は SQL Server Managed Backup to Microsoft Azure

  • Trace Flag 4199

    • クエリオプティマイザの変更制御の TF ですね

    • CTP1 のときは有効にしていたようですが、CTP2 は不要のようです (これは CTP1 から利用している方への Tips でしょうか)

  • FOR JSON

  • Always Encrypted

    • 暗号化したデータを以下に暗号化された状態で使用して、その暗号化された状態維持しつつ透過的にデータを検索するための機能となります。

    • 詳細は Always Encrypted (Database Engine)

  • PolyBase

    • おーみさんのターン

    • 詳細は PolyBase

  • Stretch Database

    • アーカイブ / コールドデータを SQL Datbase にストレッチできる機能となります。

    • 詳細は Stretch Database

セキュリティ機能の強化については

があります。
これにより、SQL Database v12 と同等のセキュリティ機能を使用することが可能です。
セキュリティ機能が製品選定の際の差別化要因になるべきではないという思想があるようですので、今後セキュリティ機能については「どこで動かしてもセキュリティを設定」できる風になるのかなと。

de:code 終わったので、ぼちぼち触っていきます。

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Written by Masayuki.Ozawa

5月 28th, 2015 at 7:30 am

Posted in SQL Server

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