SQL Server には Fast Track Data Warehouse (FTDW) という DWH 環境に最適化されたソリューションがあります。SQL Server Fast Track Data Warehouse リファレンス アーキテクチャ
各ベンダーから FTDW 向けの事前に検証済みのハードウェアが提供されていますが、どのような構成をとればよいかは技術情報が公開されています。
英語の情報
- Reference Architecture
- SQL Server 2012 Fast Track Data Warehouse Reference Guide
- Fast Track Data Warehouse Reference Guide for SQL Server 2012
- Fast Track Data Warehouse 3.0 Reference Guide
- SQL Server 2008 R2 Fast Track Data Warehouse Reference Guide
- SQL Server 2008 R2 Fast Track Data Warehouse Sizing Tool
日本語の情報
- SQL Server 2012 Fast Track Data Warehouse リファレンス ガイド
- SQL Server Fast Track Data Warehouse リファレンス アーキテクチャ
- SQL Server Fast Track Data Warehouse の概要
- SQL Server Fast Track Data Warehouse の実装
- SQL Server Fast Track Data Warehouse の実装
FTDW の現時点での最新は 4.0 となっており、こちらのバージョンは SQL Server 2012 ベースとなっています。
資料をざっと探してみたのですが、日本語のものですと SQL Server 2008 ベースの 2.0 までしか見当たりませんでした。
# 2012 の日本語の資料があったので追記しました。
FTDW は CPU のコア単位で処理できる IOPS を考慮し、CPU / メモリ / HBA / ストレージをバランスよく構成しているシステムになります。
# FTDW の場合 コア単位で 200MB/sec 以上、処理ができる構成になっているようですが。
データベースのデータのアクセスの基本として、ランダムアクセスでデータの最初を見つけ、そこからシーケンシャルアクセスのみで最後まで読めるようにします。
FTDW のドキュメントにはデータのロード方法にも記載があり、シーケンシャルアクセスに適したデータのロード方法が記載されています。
日本語の 2.0 のドキュメントだけでもかなり勉強になるので一度目を通しておくとよいかもしれないですね。