SSIS の DTS パッケージを DTEXEC のようなコマンドラインでバックグラウンドで実行している場合で処理結果のレポートを情報レベルで出力していない場合でも SSIS のパッケージがどこまで実行されているかを確認したいことがあると思います。
今回の投稿では、SSIS のパッケージの実行状況を把握するための方法を少しまとめてみたいと思います。
パッケージの実行状況といっても SQL Server にアクセスしている部分の把握方法になってしまいますが。
SSIS の接続マネージャーですが、接続に対して Application Name が設定できます。
SQL Server 2012 の SSDT ではブランクになっており、BIDS では [SSIS-Package-{GUID}] となっています。
この Application Name が接続時のアプリケーション名となりますので SQL Server Profiler や利用状況モニターで確認することができます。
これで SSIS のパッケージのセッションを確認することができますので、右クリックで詳細を開くことでどのような SQL が実行されているか確認できますので、SQL を実行する処理が多いのであればどこまで実行されているか確認することができます。
実行に時間がかかるパッケージだと、どこまで進んだか確認したいということがあると思いますのでこのような確認方法を知っているとよいかもしれないですね。
Application Name はリソースガバナーでリソース制御する際にも使用することができますので、パッケージのグループや個々といった管理単位に応じて設定しておくと後からリソース調整をしたいと思ったときに便利だと思います。
処理のタイミングに応じてログを出力するようにしておいてもいいかと。