先日、大阪に出張をした際に定時後 (←ここ重要) に SQL Server 2012 についてお話させていただく機会がありました。
「SQL Server 2012 の新機能を 3 つの視点でご紹介」
この時のデモ環境の画面共有をするためにリモートアシスタンスを使用したので、メモを残しておきたいと思います。
突発のぷち勉強会実施 (前日の夜~当日の昼にかけて開催するかを話す) にも関わらず場所を確保いただけたのですが (ありがとうございます!!) プロジェクターはない場所でした。
手元には以下の機材がありました。
- デモ環境 (ThinkPad x201i : Windows Server 8 DP)
- 勉強用 PC (LOOX U/B50N : Windows 7 x86)
- USB NIC (10/100)
- ハブ (10/100)
- LAN ケーブル数本
最初は作っていただいた ATND に [プロジェクタも用意できなかったので画面を皆で見る様な形となってます。] と書かれているように以下の形でデモをする予定でした。
私はビビりなので、間違いなく緊張して何かをやらかしてしまいそうな配置ですね。
デモをする都合上、環境の正面に参加してくださっている方に座っていただくことができず、皆さんが覗き込む形になります。
画面が見えなくて気づいたら背後が以下のようになっていたら目も当てられません。
# 覗き込む形だと実際に後ろの人の視線が分からないわけですが。
低スペックな勉強用 PCを一台持っていたので、以下の配置でデモをできると、ビビリな私でも二時間乗り切ることができるのではと、ふと思いました。
デモ環境にリモートで接続をして、デモ環境を画面共有しながら操作する方法になります。
幸い、作業用にハブは持ってきていましたのでネットワークを組むことができます。
# B50N の純正のディスプレイアダプタ兼 NIC のインタフェースは持ってきていなかったのですが、USB NIC は持っていたので。
VNC をインストールすればこのような環境にすることができるかな~と考えていたのですが、Windows Server 8 DP でリモートアシスタンスがあれば、それを利用してもよいかと思い、リモートアシスタンスを使用して上記のような環境を作ってみることにしました。
Windows Server 8 DP でもリモートアシスタンスは使用することができ、Server Manager からRemote Assitance を追加することで使用可能です。
# ファイアウォールの設定なども機能追加時に設定されていました。
あとは、操作用PC から接続すれば OK です。
まずは、接続される側 (デモ環境) となる、Windows Server 8 DP で [msra.exe] を実行します。
Windows Remote Assistance を実行しても起動することができます。
[Invite someone you trust to help you] をクリックして、リモートアシスタンスに招待が可能なように設定します。
今回は招待ファイルを使用してリモートアシスタンスの設定を行いますので、[Save this invitation as a file] をクリックします。
ファイルを保存するとパスワードが表示されますので、この画面のままにしておきます。
次に操作をする PC (操作用 PC) でリモートアシスタンスに接続を行います。
こちらも先ほどと同様 [msra.exe] を実行します。
先ほど保存した招待ファイルを選択します。
# 今回はサーバー上 (デモ環境) に保存した招待ファイルを直接選択しています。
パスワードの入力画面が表示されますので、接続される側 (デモ環境) で表示されていたパスワードを入力します。
パスワードを入力して、OK をクリックすると接続される側 (デモ環境) の画面で接続を受け入れるかのダイアログが表示されますので、Yes をクリックして接続を受け入れます。
接続をされる側 (デモ環境) で接続を受け入れると、接続する側 (操作用 PC) リモートアシスタンスに画面が表示されます。
この画面はデモ環境の画面をそのまま表示している状態となります。
接続直後では画面の表示のみで操作用 PC から操作することができませんので、[制御の要求] をクリックします。
制御の要求をするとデモ環境に制御の要求を許可するかのダイアログが表示されますので、[Yes] をクリックします。
以上でリモートアシスタンスによる接続は完了です。
これで操作用 PC から画面を共有しながらデモ環境を操作することが可能になります。
この配置の完成ですね。
デモ環境が B5 サイズだったのでちょっと見づらいところはあったかもしれないのですが、全員が覗き込むよりは楽かなと。
無線 LAN のアドホック接続でこの辺の環境が構築できるとちょっと面白いかもしれないですね。
# できるのかどうか試していないですが…。
接続を終了する際には、操作用 PC で[共有の停止] をクリックして、
リモートアシスタンスのウィンドウを閉じます。
後はデモ環境のリモートアシスタンスを終了すれば片づけは完了です。
A4 サイズのノート PC と、操作用の小さめの PC があれば 4 人ぐらいのぷち勉強会はプロジェクターなしでできるかもしれないですね。