SQL Server 2008 / SQL Server 2008 R2 はセットアップからエディションを変更することが可能です。
# 2005 はどうだったかさっぱり覚えていないのですが…。
簡単にではありますが手順を書いておきたいと思います。
■SQL Server 2008 R2 のエディションの変更
現在は、Standard Edition を使用している状態となっています。
インストールメディアのセットアップを実行して、[メンテナンス] から [エディションのアップグレード] からエディションを変更することが可能です。
エディションのアップグレード画面が表示されたら、インストールするエディションのプロダクトキーを入力し進めていくとエディションを変更することが可能です。
SQL Server 2008 / SQL Server 2008 R2 のインストールメディアですが、実はエディション共通になっているようです。
そのため、Standard Edition のメディアを使用して、Enterprise Edition のプロダクトキーを入力することで、エディションを変更することも可能です。
プロダクトキーに関してはインストールメディアの [<プロセッサアーキテクチャ>DefaultSetup] の中に記載されています。
# PID という項目がプロダクトキーになります。
あとはセットアップに従い進めていくとエディションを変更することが可能です。
Standard → Enterprise というように上位のエディションに変更することは可能ですが、Enterprise → Standard というように下位のエディションに変更することはできません。
この場合は、Enterprise Edition でのみサポートされている機能を使用していない状態にして、バックアップを取得し Standard Editionにリストアする等の方法が必要になるかもしれないですね。
テーブルやインデックスの圧縮機能は Enterprise Edition 以上の機能になるため、Standard Edition では使用することはできません。
そのため、圧縮が使用されているテーブル / インデックスが存在している状態のバックアップを Standard Edition にリストアすると、エラーが発生します。
下位のエディションに変更するということはあまりないかもしれませんが。