Windows Azure ではインスタンス数という考えがありデプロイ時に数を指定することができるようになっています。
VWD の設定では、初期インスタンス数は [1] となっています。
VM Role にかかわらず、Web Role / Worker Role でもインスタンス数は設定することができ、Windows Azure の SLA の適用対象とするためには、インスタンス数を [2 以上] として設定する必要があります。
インスタンス数 = 仮想マシン数
となり、
スケールアップする際には、 [VM サイズ]
スケールアウトする際には、[インスタンス数]
を増やすことで対応していきます。
Azure に関しては今まで Microsoft さんのハンズオン研修でしか触ったことがなく、インスタンス数は最小の 1 でしか実行したことがありませんでした。
VM Role であれば私のような IT Pro でも可視化されてわかり易く見えるかなと思って検証してみました。
# 今は SQL Azure 以外、リモートデスクトップで入れるのでどのロール使ってもわかり易そうですけどね。
■VM Role を複数インスタンスで起動
今回は、VM サイズを [XS] にして、[2 インスタンス] の環境をデプロイしてみました。
今まで、[VM instance] の [Name] がどうして、[VMRole1_In_0] というような形式になっているのか不思議だったのですが、これはインスタンスの数字を表していたのですね。
# というのを「ほへ~」と思うぐらい Azure 分かっていません…。
Management Portal から VM Role のインスタンスが 2 個起動しているということが確認できました。
今回の環境は Windows Azure Connect をインストールしてドメインに参加できるように設定をしています。
[Virtual Network] の [Activated Endpoints] で VM Role のインスタンスの登録状態を確認してみます。
以前の投稿で書くのを忘れたのですが、[Activated Endpoints] の [Name] はコンピューター名のフルコンピューター名を表示しているようなので、ドメインに参加している場合は FQDN の形式で表示されます。
ドメインコントローラーでコンピュータアカウントを確認すると 2 アカウント登録がされています。
リモートデスクトップで接続をすると、別のコンピューターとして 2 インスタンス起動していることが確認できますね。
[VMRole1_IN_0]
インスタンス = 仮想マシンということを、ふむふむと思いながら触ってみました。
と同時にVM Role の VHD は複数インスタンスを起動することを想定して作成しておく必要があるため、Sysprep でユニークなコンピューター名が設定されるようにしておかないといけないんだなということに気づきました…。
# 応答ファイルでコンピューター名を固定化しようとちょっと考えていたのですがこれは駄目ですよね…。