VM Role の OS に日本語 OS / 英語 OS + 日本語の言語パックの環境を csupload でアップロードしようとすると以下のエラーが発生してしまい VHD をアップすることができませんでした…。
# 私の作業がどこかで根本的に間違っている気がするのですがそれがなんなのかわからず…。
[dism.exe] [dismhost.exe] を使っていろいろとやっているようなのですが、レジストリ / ファイルのどこをチェックしているかまでは調べきれませんでした。
ということで、VM Role のイメージを Azure 上にアップした後に日本語の言語パックを適用してみました。
VM Role 用統合コンポーネントを新ストールした際に作成される応答ファイルで指定されている設定を変更していますので、作業をする際には自己責任でお願いいたします。
インスタンスが再起動するとアップロードしたタイミングの VHD で起動されるので VM Role にアップロードした後に変更してもあまり意味はないとは思うのですが、気になったので軽く検証してみました。
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■日本語の言語パックの適用
英語の OS でないと VM Role に VHD がアップできなかったので、私の使用している VM Role の環境は英語 OS の環境となっています。
アップロード後に日本語の言語パックを適用できるのかを検証してみたくて、差分 VHD のアップをする際にこっそりと日本語の言語パックのファイルを紛れ込ませておきました。
リモートデスクトップで接続ができるので、ローカルにあるファイルをコピー & ペーストでアップすることもできそうですね。
- [Control Panel] をクリックします。
- 「Change display language] をクリックします。
- [Instal/uninstall languages…] をクリックします。
- [Install display languages] をクリックします。
- 日本語の言語パックを参照、選択して [Next] をクリックします。
- [I accept the license terms.] を選択して、Next をクリックします。
- [Next] をクリックします。
- [日本語] を選択して、[Apply display language to welcome screen and system accounts] を有効にして、[Change display language] をクリックします。
- [Restart now] をクリックして、再起動をします。
Management Portal で再起動されたのを確認 (Status が [Ready] → [Stopping traffic; shutting down
Windows] → [Starting traffic] になるのを確認) して、再起動が終了したら (Status が [Ready] になったら) リモートデスクトップで接続をして確認をしてみます。
UI が日本語になっているのが確認できますね。
言語パックのインストール後の再起動をすると [Windows Azure Diagnostic Service] [Windows Azure Environment] のサービスが起動してこないのですよね…。
VM Role で素の状態の OS を再起動しても、このサービスが起動してきませんでした。
システム言語を変更しなければ言語パックをインストールしても再起動は発生しないので、
システム言語を変更しないで、display language を日本語に変更するとログオフだけで済み UI を変えられます。
■地域と言語の設定
Sysprep 後は以下の設定が英語 / UTC の設定されています。
- 地域と言語 : 形式
- 地域と言語 : 場所
- キーボード
リモートデスクトップで使っている場合、変更しなくても日本語キーボード配列で使えそうですね。 - 地域と言語 : 管理 : Unicode 対応でないプログラムの現在の言語
- 日付と時刻 : タイム ゾーン
この辺の設定が Sysprep の応答ファイルで固定値になっていますので、変更すると日本語 OS 相当の環境にできると思います。
ただし、応答ファイルの固定値を手動で変えているので変更してもいいものかどうかは自己責任で…。
# そしてインスタンスが再起動すると元の状態に戻りますが…。応答ファイル直接書き換えて適用する手もあるんですけどね。
VM Role で初期設定からどの程度 (どの設定) 変更してもよいのかは少し調べておかないと。