先日 MED-V v2 の Beta 版の提供が開始されました。
MicrosoftR Enterprise Desktop Virtualization
# MED-V の Connect のダウンロードから入手することができます。
■MED-V のファイルの構成
MED-V v1 の時は、以下のファイルで MED-V は構成されていました。
- MED-V_1.0.72.msi
- MED-V_Server_x64_1.0.72.msi
- MED-V_Server_x86_1.0.72.msi
- MED-V_Workspace_1.0.72.msi
MED-V v2 は以下のファイルで構成されています。
- MED-V_Agent.msi
- MED-V_Client_x64.msi
- MED-V_Client_x86.msi
- MED-V_Console_x64.msi
- MED-V_Console_x86.msi
■MED-V v2 の基本構成
MED-V v1 と v2 は MED-V という名前を冠していますが仕組みが大きく異なっています。
MED-V v1 は、
- Virtual PC 2007 をベースとしている
- MED-V Server を使用して環境を配信することができる。
という構成になっていました。
■MED-V v1 の基本構成
MED-V v2 は、
- Winodws Virtual PC をベースとしている
- MED-V 自身に環境を配信するための機能を持っていない
という構成になっています。
■MED-V v2 の基本構成
MED-V Server の役割がなくなったため、MED-V 自身にはイメージの配信機能はありません。
イメージを配信するためにはパッケージ化した際に作成されるセットアップを SCCM 2007 のような ESD (Electronic Software Distribution : 電子ソフトウェア配布) を使用する必要があります。
■MED-V のサポート OS
サポートしているゲスト OS も大きく変わっています。
MED-V v1 ではホスト OS は
- Windows 7
- Windows XP SP2/3
- Vista SP1 以降
ゲスト OS は
- Windows XP SP2/SP3 Pro
- Windows 2000 SP4
に対応していましたが、MED-v v2 ではホスト OS は
- Windows 7
ゲスト OS は、
- Windows XP SP3
となっています。
# Windows 7 上で Windows XP SP3 のアプリケーションを動作させるための専用構成となります。
また、MED-V v2 ではホスト、ゲスト共に [.NET Framework 3.5 SP1] が必要となります。
# .NET Framework 3.5 SP1 がゲスト OS に入っていないと MED-V のエージェントをインストールすることができません。
MED-V v1 はワークグループ環境でも実行することができましたが、MED-V v2 は Active Directory 環境が必須です。
ドメインユーザーでないと MED-V のクライアントからセットアップされたイメージを実行することができないようになっています。
# ドメインユーザーでログインしていないと MED-V クライアントの実行時にメッセージが表示され環境を起動することができません。
具体的なインストール方法については、次以降の投稿でまとめていきたいと思います。