部品の交換が終わったら Windows Embedded Standard 7 をインストールします。
Windows Embedded Standard 7 は現在 CTP ですので、[connect からダウンロード] します。
Windows Embedded Standard
■Windows Embedded Standard 7 CTP のインストール
Windows Embedded Standard 7 は組み込みシステム用の OS ですが [Hyper-V でもインストール可能] となっています。
カメラで写真を撮りながらインストールするのもちょっと大変なので、Hyper-V にインストールしてみたいと思います。
t5720 へのインストールと Hyper-V へのインストールではほとんど差はありません。
# t5720 だと完了するまで 4 時間ほどかかるので、インストール中は気長に時間をつぶす必要があります。
- メディアをセットして、端末を起動します。
t5720 は DVD ドライブ等はついていませんので外付けの DVD ドライブを準備する必要があります。 - [Build an Image] をクリックします。
正式な名称は、[Windows Embedded Standard 7] に変わったはずなのですが、まだ、[Windows Embedded Standard 2011] と
なっています。
Windows 7 ベースの OS のため、統合サービスがインストールされた状態となっているようで、マウスの使用も問題ありませんし、
統合ネットワークアダプタも利用できます。 - [I accept the license terms] を有効にして、[Next] をクリックします。
- 使用するテンプレートを選択して、[Next] をクリックします。
今回はシンクライアント用の環境を作成したいので、[Thin Client] を選択しています。 - 使用する言語とキーボードを選択して、[Next] をクリックします。
今回は、日本語環境で設定しています。 - 機能とドライバを変更する場合はチェックボックスを有効にして、[Next] をクリックします。
今回はテンプレートのまま使用するので、チェックボックスは有効していません。
この画面でインストール時のフットプリントのサイズが表示されるのですが、[Thin Client] の場合は、[1521 MB] となっています。
t5720 の標準フラッシュメモリではインストールできないですね。以下は、[Minimum Configuration] を選択した場合の画像になります。
[Minimum Configuraiton] の場合は、[621 MB] 必要となります。
t5720 の 1GB モデルであればインストールできそうですね。t5730 というモデルであれば、標準で 1GB だったはずですので、
すんなりインストールできるかもしれません。
# t5730 はメモリ 1 GB / フラッシュメモリ 1GB のモデルのはずですので。 - インストールするディスクを選択して、[Next] をクリックします。
t5720 + CF カードの場合は、一度フォーマットしないと [Next] をクリックすることができませんでした。
t5720 にインストールする場合は、ディスクを選択して、[Drive option (advanced)] をクリックし、
[Format] をしてから、[Next] をクリックします。Windows 7 ベースの OS ですので、[Create separate system partitoin] を有効にすると、先頭に 100MB の
パーティションを作ってからインストールが開始されます。
今回は、先頭の 100MB のパーティションを作るようにしてインストールをしています。 - インストールが開始されますので完了するまで待ちます。
?
- [ユーザー名] と [コンピュータ名] を設定して、[次へ] をクリックします。
- [パスワード] を入力して、[次へ] をクリックします。
- プロダクトキーを入力して、[次へ] をクリックします。
CTP 用のプロダクトキーに関しては、インストールメディアをダウンロードする際に入手できます。 - [次へ] をクリックします。
- 自動更新の設定をします。
- タイムゾーンの設定をして、[次へ] をクリックします。
?
- ネットワークプレースを選択して、[次へ] をクリックします。
- 最終処理が実行されます。
以上でインストールは完了です。
ほとんど Windows 7 と変わらないですね。
この後、に EWF の設定をすればシンクライアントの基本的な設定は完了です。
次の投稿で EWF の設定について投稿したいと思います。
# よく考えたら、デフォルトで EWF は有効にならないですよね…。本当は今回の投稿で終わりにできると思っていたのですが。