Exchange 2007 ではメールボックスの復旧をする際に使用する [回復ストレージグループ] を EMC の
[データベース回復管理] から作成することが可能でした。
Exchange 2010 では、[データベース回復管理] がなくなっています。
また、Exchange 2010 ではストレージグループがなくなっていますので、[回復ストレージグループ] ではなく、
[回復用データベース] となっています。
回復用データベースの使用は、EMC からではなく、EMS を使用してコマンドでデータベースの作成を行います。
New-MailboxDatabase
回復用データベースを使用したメールボックス回復の一連の作業としては、
New-MailboxDatabase ?Recovery ?EdbFilePath “<EDB ファイルパス>” ?LogFolderPath “<ログフォルダパス>” ?Server “<サーバー名>” ?Name “<回復用データベース名>” ESEUTIL /R データベースの識別子 /d”<EDB フォルダパス>” /l"<ログフォルダパス>” Mount-Database “<回復用データベース名>” Restore-Mailbox ?Identity “<対象のユーザー>” ?RecoveryDatabase “<回復用データベース名>” Dismount-Database “<回復用データベース名>” Remove-MailboxDatabase “<回復用データベース名>” |
というようにコマンドベースで回復を行っていきます。
サードパーティーのバックアップソフトを使わなくてもOS 標準の Windows Server バックアップ + 回復用データベースで
ある程度は復旧ができますよね。
一度メモを残しておくと便利そうでしたので投稿しておきたいと思います。