Exchange Server 2007 では Standard Edition ではクラスタを使用することができませんでした。
Exchange Server 2007 のエディションおよびクライアント アクセス ライセンス
そのため、Standard Editoin では [シングル コピー クラスタ] と [クラスタ連続レプリケーション] はサポートなしとなっています。
クラスタの構成がされている評価版 (Standard Evaluation) で Standard Edition のプロダクトキーを設定すると、
以下のエラーが発生し、プロダクトキーを確定することができません。
Exchange Server 2010 の場合はエディションによる機能比較は以下の情報ぐらいしか見当たりませんでした。
Exchange 2010: Editions and Versions
Exchange 2010 でも作成できるメールボックスデータベース数には差があるのですが、機能面に関しては特に言及されていません。
試しに DAG が設定されている評価版 (Standard Evaluation) で Standard Edition のプロダクトキーを設定してみました。
Exchange 2010 では Standard Edition で DAG (クラスタ構成の Exchange) を構成することが可能です。
# 海外のブログで Standard Edition + DAG について書かれているものがいくつかあります。
機能面に関しては、Standard CAL または Enterprise CAL のどちらを使用するかで変わるようですね。
Exchange Server 2010 Standard Edition + Enterprise CAL という組み合わせもできたはずです。
この辺の情報はパートナー向けの Exchange 2010 の販売ガイドが記載されています。
Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition + Exchange Server 2010 Standard Edition で冗長構成を持った
メールボックスサーバーが構築できるのはコストを抑えられて良いですね。