作成したクラスタにノードの追加作業です。
以下の画像は、インストール直後のクラスタ化された SQL Server のサービスのリソースのプロパティになります。
インストール直後はクラスタを形成する他のノードには SQL Server がインストールされていないため、
実行可能な所有者には SQL Server のクラスタをインストールしたノードのみが表示されています。
このままでは耐障害性がありませんのでノードを追加していきます。
[SQL Server 2008 ノードの追加]
以下の作業は追加するノードで実行します。
- スリップストリーム セットアップの手順でインストーラーを起動します。
単純にメディアインストールしてしまうと更新プログラムが適用されていない状態となりますので、
ノードの追加もスリップストリーム セットアップで実行します。 - [プログラムを実行する] をクリックします。
- [インストール] → [SQL Server フェールオーバー クラスタにノードを追加します] をクリックします。
- [プログラムを実行する] をクリックします。
- [OK] をクリックします。
- [インストール] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- [使用許諾契約書に同意する] を有効にし、[次へ] をクリックします。
- ノードを追加するインスタンスをプルダウンから選択し、[次へ] をクリックします。
下のリストで選択しても追加するインスタンスを選択したことにはなりませんので注意が必要です。
- サービスの起動アカウントのパスワードを入力し、[次へ] をクリックします。
- CEIP の設定をし、[次へ] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- [インストール] をクリックします。
スリップストリーム セットアップなので、アクションに [スリップストリーム] と表示されています。
- [次へ] をクリックします。
- [閉じる] をクリックします。
クラスタの管理コンソールから詳細なポリシーを表示するとノードが追加されていることが確認できます。
SSMS のインストールはされなかったような気がしていたのですが一緒にインストールされていました。
BOL はインストールされていないので手動でインストールする必要があります。
BOL はインストールメディアの内容は古いものになりますので最新版をダウンロードして
インストールするほうがよいと思います。
投稿時点の BOL の最新は以下のものになります。
Microsoft SQL Server 2008 オンライン ブック (2009 年 7 月)
SQL Server 2008 のクラスタ構築の基本手順は以上になります。
今度は、SQL Server 2008 R2 August CTP のクラスタ構築を試してみたいと思います。