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SQL Server 2008 のフェールオーバークラスタのインストール その 1

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スリップストリーム セットアップのコマンド実行後の、SQL Server 2008 のクラスタのインストール手順をまとめてみたいと思います。
まずは [その 1] としてフェールオーバークラスタの新規インストールについて。

SQL Server 2005 までは複数ノードを同時にインストールする形式となっていましたが、SQL Server 2008 では 1 ノードで
インストールしてからノードの追加をしていく形式となります。
[その 2] でノードの追加をまとめたいと思います。

[SQL Server 2008 フェールオーバー クラスタのインストール]

  1. [プログラムを実行する] をクリックします。
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  2. [インストール] → [SQL Server フェールオーバー クラスタの新規インストール] をクリックします。
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  3. [プログラムを実行する] をクリックします。
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  4. [OK] をクリックします。
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  5. [インストール] をクリックします。
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  6. [次へ] をクリックします。
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  7. [次へ] をクリックします。
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  8. [使用許諾契約書に同意する] を有効にして、[次へ] をクリックします。
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  9. インストールする機能を選択して、[次へ] をクリックします。
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  10. [SQL Server ネットワーク名] と [インスタンス名] を設定し [次へ] をクリックします。
    ネットワーク名が SQL Server の仮想ホストのコンピュータ名になります。
    SQL Server のクラスタインスタンスが 1 インスタンスだけであれば、[既定のインスタンス] でのインストールでもよいかと。
    今回構築している環境は複数インスタンスをインストールするので [名前付きインスタンス] でインストールしています。
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  11. [次へ] をクリックします。
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  12. SQL Server のクラスタインスタンスをインストールするグループを指定し、[次へ ]をクリックします。
    グループはこの画面で新規作成するか、事前に作成しておいた空のグループを指定します。

    下の画像ではリストの一番下のグループが事前に作成しておいた空のグループになります。
    緑のチェックアイコンになっているグループはプルダウンから選択することが可能です。
    グループ名のプルダウンはコンボボックスになっているので、新規にグループを作成する場合はコンボボックスに
    グループ名を入力します。
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  13. SQL Server で使用する共有ディスクを選択し、[次へ] をクリックします。
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  14. SQL Server のクラスタインスタンスの IP アドレスを入力し、[次へ] をクリックします。
    デフォルトでは [DHCP] が有効になっているので、IP を入力する場合は DHCP のチェックをはずします。
    DHCP の使用は Windows Server 2008 からの機能だったかと。
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  15. SQL Server のクラスタのセキュリティで使用するアカウントを指定し、[次へ] をクリックします。
    推奨となっている [サービス SID を使用する] は OS に Windows Server 2008 / R2 を使用している場合に使用できます。
    Windows Server 2003 の場合には、ドメイングループを用意する必要があります。

    ここで指定したアカウントはディレクトリやレジストリのセキュリティ設定で使われていたはずです。
    サービスの起動アカウントに直接権限
    を付与するのではなく、グループに付与することで、サービスアカウントを
    変更した際の影響を少なくするような設計になっていかと。
    グループを指定した場合は、次の画面で設定したサービスの起動アカウントがグループに追加されます。
    # グループに対して権限を付与しておけば、サービスアカウントを変更してもグループに追加するだけで OK ですので。

    サービス SID は Vista 以降の起動だったはずです。
    アカウントだけでなくサービス自身にも SID を持ち、サービスに対してのアクセス許可が可能になっています。
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  16. サービスの起動アカウントと照合順序を設定し、[次へ] をクリックします。
    [SQL Server Agent] と [SQL Server Database Engine] のアカウントはドメインユーザーの必要があります。
    クラスタではサービスのスタートアップは [手動] が基本ですのでこれは変更することはできません。
    # サービスはクラスタ側から起動されるので、[手動] になります。

    照合順序は任意の設定ですが、SQL Server 2008 の場合私は [Japanese_XJIS_100] を設定することが多いですね。
    [Analysis Services] の照合順序は Analysis Servicec をインストールしなくても設定する必要があるようです。
    # これがなんでなのかがわかっていません。

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  17. SQL Server の管理者アカウントを指定して、[次へ] をクリックします。
    ここで指定したアカウントが SQL Server の管理者になります。
    あとで変更することも可能ですので、インストールを進めるのであれば [現在のユーザーの追加] をクリックして、
    インストールを実行しているユーザーを追加して下さい。
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  18. [次へ] をクリックします。
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  19. [次へ] をクリックします。
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  20. [インストール] をクリックして、インストールを開始します。
    今回はスリップストリーム セットアップをしているので、[PCU ソース ディレクトリ] [CU ソース ディレクトリ] が
    表示されているのが確認できますね。
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  21. [次へ] をクリックします。
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  22. [閉じる] をクリックします。
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インストール後のクラスタの状態が以下の画像になります。
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このままでは 1 ノードクラスタですので次にノードを追加していきます。
ノードの追加は次の投稿で。

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Written by Masayuki.Ozawa

10月 15th, 2009 at 3:10 pm

Posted in SQL Server

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