SE の雑記

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Archive for 9月, 2009

Exchange 2007 SP2 をスリップストリームインストール

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どうやるんだろうと思って昨日、帰宅してから調べていました。

SP2 のリリースノートを確認していたら以下の記述が。

Microsoft Exchange Server 2007 Service Pack 2 (SP2) リリース ノート

Exchange 2007 RTM または Exchange 2007 SP1 のインストールと同じ手順を使用して Exchange 2007 SP2 のクリーン インストールを実行できます。
これは、Exchange 2007 SP2 の更新プログラムが Exchange 2007 のオリジナル リリース版のファイル セットに直接組み込まれているためです。
全体的な展開手順も個別のインストール手順も同じです。
どのような手順を実行する必要があるかは、作成する Exchange 展開の複雑さによって異なります。

Exchange 2007 の SP2 は /extract オプションを使用して展開したモジュールが 1.6 GB 近くあり、
サイズが大きいなと思っていたのですが SP だけではなく RTM のファイルが含まれているんですね。

新規インストールの場合は SP2 のメディアを使用してインストールすると With SP2 としてインストールできます。

下の画像は Exchange の役割がインストールされていないサーバーでセットアップを起動した際の画面です。
Step 5 を実行すると Exchange 2007 With SP2 としてインストールが実行されます。

image?

ダウンロードした SP2 を使用すれば良いとなると、UPDATES フォルダにモジュールを置く必要もなく
簡単に With SP2 のメディアが作成できますね。

Written by Masayuki.Ozawa

9月 15th, 2009 at 11:04 am

Posted in Exchange

SCVMM で複数のスナップショットを戻す

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SCVMM や Hyper-V Manager を使うと複数のゲスト OS に対して同時にスナップショットを取得することはできるのですが、
複数のゲスト OS の特定のスナップショットを一括で戻すという機能が見当たりません。

Try & Error で検証をしていると複数のゲスト OS のスナップショットをグループ化して戻したいときはありますよね。

SCVMM 2008 R2 (無印も) にはゲスト OS 用のコマンドレットが含まれているのでそちらを利用して複数のゲスト OS の
スナップショットを戻す PowerShell のスクリプトを勉強も兼ねて書いてみました。

PowerShell をはじめて使うのでものすごいおおざっぱなコードです…。。
もっと勉強しないとですね。

# 対象のゲスト OS 名とスナップショットを指定
$VM = @(
@("SERVER1", 1),
@("SERVER2", 1),
@("CLIENT1", 0)
);

$i = 0;
While ($i -lt $VM.count)
{
Write-Output $VM[$i][0];
$Checkpoints = Get-VMCheckpoint -VM $VM[$i][0];
Restore-VMCheckpoint -VMCheckPoint $Checkpoints[$VM[$i][1]]; $i++;
};

ゲスト OS 名とリストア対象のスナップショットの番号を二次元配列にいれてループしているだけの簡単なスクリプトですが、
複数のゲスト OS を特定の状態に戻す時には割と便利だなと感じてます。

アップグレードの検証をしているとかなりの台数でアップグレード前後の状態を一括で戻すことがあるのでその時のために作ってみました。

現在はシーケンシャルに実行のため、一つのスナップショットの復元が終わるまで次のスナップショットの復元は開始されません。
時間のあるときにバックグラウンドジョブ化したいと思います。
PowerShell 2.0 CTP のときはバックグラウンドジョブは [Start-PSJob] だったようなのですが RTM では [Start-Job] になっているみたいですね。
# [Get-Command] で [Start-PSJob] を探しても見つからず、なくなったのかと思ってしまいました。

Written by Masayuki.Ozawa

9月 9th, 2009 at 11:17 pm

Posted in System Center

TS: Windows 7, Configuring の英語版が受験可能になりました

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試験関係の投稿をもうひとつ。

米国ではすでに試験が開始されていたようですが日本でも
TS: Windows 7, Configuring
がプロメトリックで受験できるようになりました。

英語版だけですが・・・。

試験一覧

日本語版が提供されたら Windows Server 2008 のときのように何かキャンペーンが始まったりするかもしれないですね。

マイクロソフト認定資格プログラム(MCP)において、Windows Server(R) 2008 対応新資格の日本語試験を提供開始

Written by Masayuki.Ozawa

9月 9th, 2009 at 2:10 pm

Posted in Windows Client

Hyper-V 導入コーディネーター資格

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昨日、ニュースサイトに掲載されていた Hyper-V 導入コーディネーター資格ですが以下の URL から受験可能です。

Hyper-V 仮想化検定

リンクを開いて下にスクロールしていただくと、受験をすることができます。

以前、MCA プラットフォーム (Windows Server 2008) 保持者が受験でした、Hyper-V 導入アドバイザー検定と
どこが違うのだろうと思っていたのですが、今回発表されたものは R2 対応のものとなっていました。

MCA の有資格者以外も受験できますので興味がある方は受験されてみてはいかがでしょう?
無償で何度もチャレンジできます。

合格すると Hyper-V 導入コーディネーターという称号がいただけるようです。

以前の資格と同様に合格しても MCA の Transcript に表示はされないようです。
連携されていると資格証明書として提出する機会があるときに便利なんですけどね。

Written by Masayuki.Ozawa

9月 9th, 2009 at 1:54 pm

Posted in Hyper-V

Hyper-V Server 2008 R2 を直接 USB に展開

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少しずつ検証をしている Hyper-V Server 2008 R2 の USB 起動ですが、VHD を使わずに直接展開することが
できましたので手順を投稿してみました。

この方法は、USB ブートの方法を調査していたときに参考にさせていただいたブログに記載されていた方法になります。
参考にさせていただいたリンクは以前に投稿した内容に載っておりますのでそちら参照いただければと思います。

Hyper-V Server 2008 R2 の Flash Media Boot について

[用意するもの]

  1. WAIK の imagex.exe
  2. Hyper-V Server 2008 R2 のインストールメディア
  3. USB メモリ (ブート可能な状態にしたもの)
  4. Hyper-V が動作する端末

DISM を使用して WIM ファイルの展開ができればよかったのですが、Hyper-V Server 2008 R2 の DISM では
Mount-Wim が実行できませんでした。
そのため、Wim ファイルの展開には WAIK の imagex.exe を使用します。
HYper-V Server 2008 R2 のインストールメディアに含めるか USB メモリに入れておくと便利だと思います。

ブート可能な USB の作成に関しては以前の手順と変わりません。
DISKPART でパーティションを Active にして、Bootsect で USB メモリにブートセクタを書き込みます。
今回は作成の手順は省略しています。

今回は直接 USB に Hyper-V Server 2008 R2 を展開しますので、ローカルディスクは不要になります。
検証中は HD を外した状態で作業をしていました。

[WIM の展開]

  1. Hyper-V Server 2008 R2 のメディアでブートします。
  2. [Shift + F10] を押してコマンドプロンプトを開きます。
  3. imagex で install.wim を USB に展開します。
    コマンドは以下になります。
    imagex /apply <インストールメディア>SOURCESINSTALL.wim 1 <USBメディア>

    これで WIM を直接展開することが可能です。
    ただし、USB への直接展開ですが私の環境では 4 時間以上かかっていました。

  4. BCDBOOT で USB に BCD を作成します。
    この辺は、VHD の場合と変わらないですね。今回は VHD ではなく USB に展開していますので、
    VHD 用の設定は不要になります。
    以下のコマンドでロケール設定を日本語にして BCD を作成できます。
    今まで勘違いしていたのですが、BCD で指定する Windows ディレクトリはシステムルートの指定なので、
    USB や VHD の Windows ディレクトリを指定すればよかったんですね。

    bcdboot <USB メモリのドライブ>:windows /s <USB メモリのドライブ> /v /l ja-jp

WAIK 実行できる環境があれば、Hyper-V Server 2008 R2 のメディアでブートしなくても、
USB に WIM を展開することができますね。
Windows 7 / Windows Server 2008 R2 の環境があれば、VHD をマウントして WIM を展開することも
できると思います。

INSTALL.WIM を展開した場合は英語環境で展開されています。
image 
これは INSTALL.WIM の既定の言語設定が英語になっているためのようです。
INSTALL.WIM は複数の言語パックを含んでいるのですが既定の設定は英語になっています。
この辺は展開サービスのスキルが必要になってくるようで詳しくはないのですが、調べてみたところ、
WIM ファイルに含まれている言語パックの情報は以下のコマンドで取得ができるようです。

imagex /info <インストールメディア>SOURCESINSTALL.WIM

~ 省略 ~

<LANGUAGES>
  <LANGUAGE>de-DE</LANGUAGE>
  <LANGUAGE>en-US</LANGUAGE>
  <LANGUAGE>es-ES</LANGUAGE>
  <LANGUAGE>fr-FR</LANGUAGE>
  <LANGUAGE>it-IT</LANGUAGE>
  <LANGUAGE>ja-JP</LANGUAGE>
  <LANGUAGE>ko-KR</LANGUAGE>
  <LANGUAGE>pt-BR</LANGUAGE>
  <LANGUAGE>ru-RU</LANGUAGE>
  <LANGUAGE>zh-CN</LANGUAGE>
  <LANGUAGE>zh-HK</LANGUAGE>
  <DEFAULT>en-US</DEFAULT>
</LANGUAGES>
~ 省略 ~

<DEFAULT></DEFAULT> が en-US となっているため、imagex で展開をすると英語版となります。

INSTALL.WIM を書き込み可能な場所に保存して、以下のコマンドを実行することで、
既定の言語を日本語に変更することができます。

imagex /mountrw <インストールメディア>SOURCESINSTALL_JP.WIM 1 c:tempmount
Intlcfg -ALL:ja-jp -IMAGE:c:tempmount
imagex /unmount /commit c:tempmount

imagex /info e:SOURCESINSTALL.WIM

~ 省略 ~
<LANGUAGES>
  <LANGUAGE>de-DE</LANGUAGE>
  <LANGUAGE>en-US</LANGUAGE>
  <LANGUAGE>es-ES</LANGUAGE>
  <LANGUAGE>fr-FR</LANGUAGE>
  <LANGUAGE>it-IT</LANGUAGE>
  <LANGUAGE>ja-JP</LANGUAGE>
  <LANGUAGE>ko-KR</LANGUAGE>
  <LANGUAGE>pt-BR</LANGUAGE>
  <LANGUAGE>ru-RU</LANGUAGE>
  <LANGUAGE>zh-CN</LANGUAGE>
  <LANGUAGE>zh-HK</LANGUAGE>
  <DEFAULT>ja-JP</DEFAULT>
</LANGUAGES>
~ 省略 ~

私は最近、インストールメディアは USB を使っているので、そのままコマンドを実行することができました。
DVD を使用されている方は一度ローカルディスク等に保存する必要があります。

イメージの展開で応答ファイルのようなものを使えば言語は指定できるとは思うのですが、imagex の
コマンドではそのようなオプションが見当たらなかったので、WIM ファイルの既定の言語を変更する
方法をとっています。

展開サービスの使い方を理解すればこの辺のスキルも取得できそうですね。
Intlcfg コマンドを使用することで複数の言語パックをインストールしている WIM ファイルの既定の言語を
変更することができます。
このコマンドを使用して既定の言語を変更しています。

[参考]
Intlcfg.exe でインターナショナル設定を構成する

既定の言語を日本語にした WIM を展開すると日本語環境で展開されます。
image

WIM を USB に直接展開、または、USB 内に作成した VHD に WIM を展開することで、ローカルディスクを使わずに
USB に Hyper-V Server 2008 R2 をインストールすることができますが、展開にかなりの時間がかかりますので、
一度ローカルディスクに VHD を作成してWIM を展開または、メディアブートしてインストールする方法が
一番時間かからずに環境を作れると思います。

あとは実運用でどれぐらい使用できるかを検討してみないといけないですね。
週末に、スキルチャージプログラムで貸与されている ML110 G5 の移行を考えてみたいと思います。

Written by Masayuki.Ozawa

9月 5th, 2009 at 9:17 am

Posted in Hyper-V