WSFC のクォーラムディスクに使用しているディスクですが、ドライブ文字を設定しないドライブでも
使用することができます。
# この内容が Windows Server World の 3 月号に書かれています。
MSCS では Q ドライブ (Quorum) を設定することが多かったと思いますが WSFC では不要です。
クォーラムのドライブ文字は以下の操作でなしにすることができます。
- [フェールオーバー クラスタ管理] を実行します。
- クォーラムディスクに使用しているディスクを確認します。
クォーラムディスクに使用しているディスクは以下のいずれかの方法で確認できます。 - [記憶域] からクォーラムディスクに使用しているディスクを右クリックし、[ドライブ文字の変更] を選択します。
- ドライブ文字を [なし] に設定します。
- [ドライブ文字を変更する] を選択します。
? - ドライブ文字が設定されていないディスクがクォーラムディスクとして設定されていることが確認できます。
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ウィザードを使ってクォーラムディスクを設定するときに、ドライブ文字が設定されていないディスクを選択することができますので
通常の設定としても問題なさそうです。
# ドライブ文字をなしにして設定するより一度ノードマジョリティに切り替えてからドライブ文字のないディスクを選択したほうが
? 設定として安心感があるかも知れないですね。
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ドライブ文字を設定していないディスクをクォーラムディスクに設定しても、クォーラム構成で警告は発生していません。
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ドライブ文字を割り当てない場合、クォーラムディスクを他の用途で使用することはできなくなります。
マイコンピュータにも表示されませんし、
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[ディスクの管理] からエクスプローラでアクセスすることもできません。
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クォーラムディスク専用として対象のディスクを使用するのであれば問題ないとは思いますが。
設定の際の留意点として覚えておく必要があるかもしれないですね。
次は共有マジョリティの設定をまとめたいと思います。