MED-V のインストール手順を
- 環境編
- サーバー編
- クライアント編
の 3 回に分けてまとめてみたいと思います。
# 検証しながらまとめていますので MED-V のインストール手順系の投稿は検証の進捗によって随時更新をします。
まずは [環境編] から。
MED-V は 以下の図のような環境で構成されます。
MED-V サーバー には Windows Server 2008 を使用する必要があります。
MED-V クライアント は Windows Vista または Windows XP を使用します。
MED-V はクライアント上で実行している Virtual PC 2007 上の OS の特定のアプリケーションのウィンドウを
転送して表示させますので各 MED-V クライアントには Virutal PC 2007 ならびに Virtual PC 2007 上で
アプリケーションを動作させるための OS を起動させる必要があります。
各環境のシステム要件は以下のようになっています。(Beta 版に同梱されているドキュメントから抜粋しています。)
- MED-V サーバー
OS Windows Server 2008 Standard / Enterprise Edition x86 or x64 SQL Server? ※1 MS SQL Server 2005 Enterprise Edition SP2
MS SQL 2008 Express / Standard / Enterprise editionsIIS ※2 IIS 7.0 ※1 SQL Server はレポート用のデータを格納するために使用しますが必須ではありません。
※2 IIS は MED-V クライアントで使用する Virutal PC のイメージをダウンロードするために使用しますが必須ではありません。本検証では Windows Server 2008 Datacenter Edition x64 を使用しています。
(Datacenter は対応 OS に入っていませんでしたが事前検証では動きましたのでそのまま使用しています。) - MED-V クライアント
OS Windows XP SP2/3 (Pro, Home) x86
Vista SP1 (Enterprise, Home Basic, Home Premium, Business, Ultimate) x86Web browser Microsoft Internet Explorer 7.0 File System NTFS .NET Framework Microsoft.NET Framework Version 2.0, 2.0 SP1 Virtual PC Virtual PC 2007 SP1 本検証では Windows Vista SP1 Enterprise Edition を使用していきます。
そのため、 IE 7.0 / .NET Framework 2.0 については初期状態でインストールされています。 - MED-V イメージ
OS Windows XP SP2/SP3 Pro x86, Windows 2000 SP4 Web browser Microsoft Internet Explorer 6.0 SP 2, 7.0 File System NTFS MED-V イメージは MED-V クライアント上で実行する Virtual PC 2007 のイメージになります。
本検証では Windows XP SP3 Professional を使用していきます。
MED-V イメージは Volume License (VL) を使用する必要があるようですが、TechNet サブスクリプションでは
VL 版が使用できないため、通常の XP を使っています。
(VL 版でなくてもとりあえずの検証はできます。)
今回の検証で使用している環境をまとめると以下の図のようになります。
2009/2/4 追記
MED-V サーバー Hyper-V 上に、Vista は物理環境に構築しています。
最初は Vista も Hyper-V 上に構築していたのですが Virtual PC のレスポンスがとても悪かったので
物理環境に切りえ変えました。
次回は [サーバー編] で MED-V サーバーのインストール手順をまとめたいと思います。