Ignite / PASS で発表された Azure Arc 対応 SQL Server (Azure Arc Enabled SQL Server) の新機能となる、モニターによるメトリック収集 (パフォーマンスダッシュボード) について情報を残しておきたいと思います。
Archive for the ‘SQL Server’ Category
SQL Server / Azure SQL Update (2023/11: PASS 2023, Ignite 2023)
本日、PASS Data Community SUMMIT 2023 / Ignite 2023 が開催され、SQL Server / Azure SQL の様々な Update が発表されましたのでまとめておこうと思います。
発表の全体については、次の情報から参照することができます。
Ignite 2023
- What’s new in SQL Server and Azure SQL: 2023 Year in Review
- Power what’s next with limitless relational databases from Azure
- Ignite 2023 Book of News
PASS Data Community SUMMIT 2023
- PASS Summit 2023 ? Microsoft Keynote ? Limitless growth, limitless opportunities: Data and innovation in an AI world
- PASS Summit 2023 ? Redgate Keynote ? The New Database Landscape ? Revealing Shifts and Charting the Next Horizon
- PASS Summit 2023 ? Community Keynote ? AIOps and ChatGPT ? Prepare to Ride the Next Wave
クエリストアで取得されるロックを確認する
クエリストアにより情報が取得される仕組みについては クエリ処理 で解説が行われています。
基本的な仕組みとしてはこのドキュメントで解説されている次の図となります。
クエリ実行実のいくつかのタイミングでクエリストアの情報にアクセスがされるのですが、処理のタイミングによってはクエリストアに対してロックの取得が行われます。
実行されているワークロードによりますが、クエリストアに対して取得されるロックが同時実行性に影響を与え、クエリストアに関係するロックの解析が必要となるケースがあります。
SQL Server 2022 の blocked_report の出力内容の強化
SQL Server ではブロッキング (ロック競合) 情報を取得する方法として Blocked Process Report イベント クラス の情報を拡張イベントで取得するという手法があります。
SQL Server 2022 では、この情報に出力される内容が強化されていることに先日気づきました。
ENABLE_PARALLEL_PLAN_PREFERENCE ヒントを使用した場合に確認しておきたいポイント
SQL Server では「ENABLE_PARALLEL_PLAN_PREFERENCE」という、クエリの並列化のコストを満たしていない状態でも、並列化の指示を出すための ヒント句 がアンドキュメントなクエリヒントとして提供されています。
このクエリヒントを使用すると、シングルスレッドで実行されているクエリを並列化することができる可能性があるのですが、並列化された際に確認をしておきたいポイントがあります。