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Archive for the ‘Power BI’ Category

Power BI / Microsoft Fabric のレポート開発における Git 統合 / 開発者モードについて

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Build 2023 で発表されていますが、Power BI / Microsoft Fabric のレポート開発において Git 統合 / 開発者モードが提供されます。

アナウンスについては Introducing git integration in Microsoft Fabric for seamless source control の Git integration and Power BI Desktop ‘Developer Mode’ となるのではないでしょうか。

Power BI のレポート作成を行う際に、従来までの Power BI ファイル (pbix) では 1 ファイルで管理されるため (pbix は zip 圧縮されたファイルのため、実際には複数のファイルで構成はされているのですが) 、ファイルをソース管理で管理するには効率が悪い点があったかと思います。

今回から導入される Git 統合 / 開発者モードでは、Power BI のレポートを作成する際に Power BI プロジェクト (pbip) や Power BI レポート (pbir) というようなファイルを使用して、レポートの構成要素に応じた複数のファイルで管理されるようになります。

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この機能についてどの情報を確認すればよいかが、公開されている情報が増えてきたので、内容をまとめておきたいと思います。

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Written by Masayuki.Ozawa

6月 8th, 2023 at 10:53 pm

Power BI PPU でデータマートを使用できるようになったので SQL Database の構成を確認してみる

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本日、Power BI データマートが東南アジア (シンガポール) でも使用できるようになったようで、シンガポールから東日本にテナントをお引越ししなくてもよかったのではと思う今日この頃ですが、私が使用している Power BI Premium Per User (PPU) の環境でデータマートを触れるようになったので、SQL Database の構成を簡単にではありますが確認してみました。(Power BI Embedded でも試すことができ、PPU も Embedded も同じ構成となっているようでした)

考慮事項と制限事項 で東アジアが制限から外れたので、日本の Power BI ユーザーも広範囲で試すことができそうですね。

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Power BI データマートの説明については、データマートの概要 のドキュメントツリーを確認していただければと思います。

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Written by Masayuki.Ozawa

7月 26th, 2022 at 8:28 pm

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XMLA エンドポイントを使用した Power BI の操作

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Power BI Premium / Power BI Embedded のワークスペースでは、XMLA エンドポイントを使用して、ワークスペースの操作を行うことができます。

XMLA は、XML for Analysis の略となり、Analysis Services の操作を行う際に使用されているプロトコルとなります。

XMLA エンドポイントを使用することで、SSAS を操作するためのツールを使用して、Power BI の操作を行うことができるようになり、

  • SSMS による Power BI ワークスペースへの接続 / 操作
  • TMSL (Tabular Model Scripting Language) を使用したデータセットの操作
  • Visual Studio / SSDT の Analysis Services Project を使用した、データモデリングと配置

等の作業を行うことができるようになります。

他にも データセットの更新 に書かれているような、データセットの内容の更新時に次のようなメリットがあります。

XMLA エンドポイントにより、SSMS、PowerShell による自動化、Azure Automation、TOM を使用する Azure Functions を使用した、きめ細かい更新機能を実現するための広範なシナリオが可能になります。 たとえば、すべての履歴データを再読み込みしなくても、特定の増分更新履歴パーティションを更新できます。

Power BI サービスで更新を構成するのと異なり、XMLA エンドポイントを介した更新操作は、1 日 48 回の更新に制限されず、スケジュールされた更新のタイムアウトも課されません。

XMLA エンドポイントを使用したデータ更新のメリットについては、データセットの増分更新とリアルタイム データ にも記載があります。

先日、XMLA エンドポイントを使用した Power BI の操作方法を調査する機会があったのですが、その際に調べた内容を遺していなかったので、本投稿でまとめておきたいと思います。

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Written by Masayuki.Ozawa

1月 24th, 2022 at 9:46 pm

Power BI データフローで使用するストレージに ADL Gen2 を利用する

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2021/1 時点では、プレビューの機能となりますが、Power BI データフロー で使用するストレージを、Power BI で提供される内部ストレージではなく、Azure Data Lake Storage Gen2 (ADL Gen2) を使用するという設定があります。

この設定により ADL Gen2 を使用した場合、どのようにデータが格納されるのかを確認したことが無かったので、一度試してみました。

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Written by Masayuki.Ozawa

1月 6th, 2021 at 10:16 pm

Power BI Report Server August 2017 Preview が提供されていました

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もう 8 月も終わりですが、昨日気づきました。

Power BI Report Server release notes にアナウンスがあったのですが、August Previewという形で Power BI Report Server の新機能が含まれているプレビュー版が提供されていました。
実装されている機能は次のものになります。

  • Support for imported data in Power BI reports
  • Ability to view excel workbooks within the web portal. This is done by configuring Office Online Server.
  • Support for the new Power BI table and matrix visuals.

機能の概要については What’s new in Power BI Report Server から確認することができます。
実際にインストールしての確認はできていないのですが、ダウンロードについては Microsoft Power BI Report Server – Preview  からできるみたいですね。
Power BI Report Server は SSRS とは異なるリリース体系ですので、今後も先行機能はプレビュー版で提供したのちに、製品版に組み込まれる感じになるのでしょうかね。

Written by Masayuki.Ozawa

8月 31st, 2017 at 8:21 am

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