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SQL Database で、すべてのサービスレベルでアクティブ geo レプリケーションが使えるようになったので試してみる

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先日、SQL Database のすべてのサービスレベルで、アクティブ geo レプリケーションが使用できるようになりました。

既におださんが SQL Database Basic/Standard でも Active Geo Replication がサポートされました で書かれていますが、自分でも触ってみようと思いメモとして。

公式のアナウンスとしては Azure SQL Database now supports powerful geo-replication features for all service tiers に記載されています。

アクティブ geo レプリケーションについては、Azure SQL Database のアクティブ geo レプリケーション から確認できるかと。

フェールオーバー系については、以下から確認できます。
Azure ポータルを使用して Azure SQL Database の geo レプリケーションを構成する
PowerShell を使用して Azure SQL Database の geo レプリケーションを構成する
Transact-SQL を使用して Azure SQL Database の geo レプリケーションを構成する

今までの geo レプリケーションは

  • basic : geo レプリケーションは非サポート
  • Standard : 読み取り不可能な標準 geo レプリケーション
  • Premium : 読み取り可能な Active geo レプリケーション

となっていました。

今回の変更で

  • basic : 読み取り可能な Active geo レプリケーション
  • Standard : 読み取り可能な Active geo レプリケーション
  • Premium : 読み取り可能な Active geo レプリケーション

という形になり、すべてのサービスレベルで読み取り可能な Active geo レプリケーションが利用できるようになりました。
これに伴い、標準 geo レプリケーションの新規設定は不可能となり、標準 geo レプリケーションについては、2017 年 4 月で、廃止されることになりました。

おださんのブログにも書かれていますが、標準 geo レプリケーションでは、セカンダリ側は 0.75 倍の価格となっていましたが、アクティブ geo レプリケーションでは、1 倍となりますので、今回の改定により課金面は少し意識をする必要があるかと。

現状の Active geo レプリケーションでは、同一のパフォーマンスレベル帯であれば、プライマリとセカンダリは異なる価格レベルにすることができますので、

  • プライマリ : S1
  • セカンダリ : S0

または、この逆のような設定をすることができます。

セカンダリについてはパフォーマンスレベルに限らず、4 つのサーバーに分散できますので、同一のリージョンや異なるリージョンに分散可能です。

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Written by Masayuki.Ozawa

4月 29th, 2016 at 11:31 am

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