SE の雑記

SQL Server の情報をメインに Microsoft 製品の勉強内容を日々投稿

OS の移行先、Windows 8 で大丈夫ですか?

one comment

※この投稿は複数の情報を確認して書いておりますが、最終的な判断は自己責任でお願いいたします。

すこし、重めの書き出しで始めてしまっていますが、2014 年 4 月9 日のWindows XP のライフサイクルサポート終了に伴い、OS の移行を検討する機会が増えていることかと思います。

Windows XP を 2014 年 4 月のサポート終了後も使い続けることのリスク
Windows XP および、Office 2003 のサポート終了についてのご案内
Windows XP、Office 2003 サポート終了の重要なお知らせ

移行の際に候補に挙がる OS としては、

  • Windows 7 SP1
  • Windows 8
  • Windows 8.1

の 3 種類になるかと思います。

できるだけ、最新の OS への移行を進めたいですが、従来までの UI へ近いものへの移行 / 端末を導入した時期の問題で複数のバージョンの OS の混同を抑えたいというような観点から Windows 7 への移行が候補に挙がるのも現実なのかなと考えています。

Windows 8.1 についてはリリースされたばかりの OS であることもあり、リリース前に移行を進めていた場合などは Windows 8 への移行がターゲットとなっていることもあるのかと。

 

■OS の移行先、Windows 8 で大丈夫ですか?


私も先日知ったのですが、Windows 8 へ移行をする場合に注意する内容として以下の情報があります。

Windows 8.1 サポート ライフサイクル ポリシー FAQ

Windows 8.1 には、Windows 8 と同じライフサイクル ポリシーが適用され、サポートは 2023 年 1 月 10 日に終了します。 Windows 8 のお客様は、引き続きサポートを受けるために Windows 8.1 更新プログラムの一般公開後 24 か月以内に Windows 8.1 に移行する必要があります。
Windows 8.1 がリリースされたことで、Windows 8 にはサービスパックサポート終了日が設定されました。
以下は、Windows 8 のサポートライフサイクルの情報となります。

Windows 8 のサービスパックサポート終了日は 2016/1/12 が設定されています。

Windows 8.1 については以下のようになります。

Windows 8.1 はリリースされた直後の OS であり、サービスパックの提供はされていませんので、サービスパックサポート終了日はなく、他のサポート日に関しては Windows 8 と同様になります。
このことから、Windows 8.1 は Windows 8 の SP1 相当として、各種サポート日が適用される OS として認識する必要があります。

なお、Windows RT に関しては以下のようになっています。
RT にサービスパックサポート終了日は記載されていませんが備考を見る限りは、RT と RT 8.1 の関係は、8 と 8.1 の関係と同じように読み取れます。
正規の情報に関しては Windows RT サポート ライフサイクル ポリシー FAQ を定期的にウォッチするとよいかと思います。

 

■サービスパックサポート終了日って??


今回問題になる サービスパックサポート終了日 ですが、以下の情報が参考になります。

ご存知ですか ? ~ サービスパック サポート ライフサイクル

ここを見るとお気づきかと思いますが、サービスパックにもサポート終了日が定められており、製品により異なりますが、サービスパックのリリース後一定期間を経過すると、1 つ前にリリースされたサービス パック (最初のサービスパックのリリースの場合は、サービスパック未インストール状態の製品) のサポートは終了してしまいます。サービス パックのサポートが終了した場合、そのサービスパックに対する製品の不具合に対処した修正プログラムなどの更新は提供されなくなります。また、サポート窓口に問い合わせを行ったとしても、サポート中のサービスパックのインストールを行った上でのサポートの提供となる場合があります。特に重要なのは、脆弱性に対処した新たなセキュリティ更新プログラムの提供が行われなくなることです。これにより、新たな脅威に対応できなくなり、安心・安全なパソコンの維持が難しくなってしまいますが、今後サポートが終了した製品が攻撃対象となる可能性も十分に考えられますし、危険度が増すことも予想されますので、注意が必要です

サービスパックサポート終了日に達すると、修正プログラムの提供に影響が出てきます。
サービスパックサポート終了日以降に不具合があった場合などは、SP を適用して最新の状態にして修正プログラムを適用するというような対応が必要となってきます。

上記の情報でも書かれていますが、Windows 7 のサービスパックなしについては、2013/4/9 ですでにサポートが終了していますので、Windows 7 を使っている場合は SP1 への移行が必要となります。

これと同じことが、Windows 8 に移行した場合は 2016/1/12 以降に言えてきます。
これが [Windows 8.1 更新プログラムの一般公開後 24 か月以内に Windows 8.1 に移行する必要があります。] が示していることになります。

 

■Windows 8 を使いたいケースって??


Windows 8 を使いたいケースの一例として考えられるのが、移行ツールの利用になります。

Windows 8.1 には USMT 6.3 相当の Windows 転送ツール (Easy Transfer) が搭載されていますが、このツールは Windows XP / Vista からの移行をサポートしていません。
Windows XP からの移行をサポートしているのは Windows 8 までの移行で使われる USMT 5.0 と Windows 8 に搭載されているバージョンの Windows 転送ツールとなります。

以下は、US の SCCM のブログの情報になります。
How to migrate user data from Windows XP to Windows 8.1 with System Center 2012 R2 Configuration Manager

この中では、Windows XP から 8.1 への移行に USMT 5.0 を使用して移行を実施しています。
このような 8 向けの移行ツールを使用して移行が実施できるという情報はいくつかあり、XP から 8.1 へユーザーの情報を含めて移行する場合には、

  • Windows XP から転送ツール (USMT 5.0 相当) を使用して 8 に移行し、その後 8.1 にアップグレード
  • Windows XP から転送ツール (USMT 5.0 相当) を使用して 8.1 に移行

等の方法を検討する必要が出てきます。
# USMT 5.0 相当のツールを使用して 8.1 への移行はツールが実行可能かどうかのレベルでは実行できますが、サポートされているかの話とは別になります。この移行方法が正規にサポートされるのかは各人で確認をしてください。

移行ツール以外に 8 を使いたいケースとしては、アプリケーションの対応状況や周辺機器のデバイスドライバの対応もありますので、この辺も考慮が必要になってきます。

Windows 8 では IE 10 が標準ですが、Windows 8.1 では IE 11 が標準となります。
IE 11 への移行についても影響に関しては以下を見ておくとよいかと。

Internet ExplorerはIE特化アプリから一時的に日本を救ってくれたけど次回はもう助けてくれないよという警告

 

■Windows 8.1 へのアップグレードはどうする??


Windows 8 → 8.1 へのアップグレードは無償で実施できますが、使用しているエディションによって方法が異なってきます。

Core / Pro を使用している場合はストアからアップグレードすることができます。
ストアに表示されない場合は ストアで更新プログラムが見つからない理由 に記載されている更新プログラムを適用する必要が出てきます。

Enterprise を使用している場合には上記の更新プログラムを適用してもストアからはアップグレードすることはできません。
Windows 8 および Windows RT ベースのコンピューターを Windows 8.1 および Windows 8.1 RT に更新する準備をする更新プログラムについて

Enterprise については VLSC 等から 8.1 のメディアを入手して、そこからアップグレードをする必要があります。
通常、企業内で Windows 8 を導入した場合、ストアは使わないと思いますので、現実としてはどのエディションを使っていても 8.1 のインストールメディアを準備する必要が出てくるのかと思いますが。

8 → 8.1 へのアップグレードには管理者権限が必要になるかと思いますので、ユーザーに一般ユーザーの権限しか付与していない場合などは、どのようにして 8.1 へのアップグレードを促すかを検討する必要が出てきます。
この投稿を書いている時点では、8.1 は SP ではありませんので、Windows Update でインストールさせるということはできません。
OS のアップグレードインストールをどのように実施させるかの検討が必要となってきます。

8.1 に移行する場合は、このようなアップグレードに関しての考慮は不要となってきますが、2 年後を想定した 8 からの移行を考慮すると 8 → 8.1 への検討は今のタイミングで考慮しておく必要が出てくると考えています。

ちなみに、Windows Server 2012 と Windows Server 2012 R2 に関しては、現状は別製品の扱いとなっていますので、8 と 8.1 の関係は当てはまりません。
以下は、両 OS のライフサイクルサポートになります。

 

このようなことがあり、本投稿のタイトルを [OS の移行先、Windows 8 で大丈夫ですか?] としてみました。

ということで、今後を考えて OS の移行先、Windows 8.1 でなくても大丈夫ですか??
# Windows 7 SP1 という考えもあるかもしれませんが。まぁ、今回はそれは置いておきますw

Written by masayuki.ozawa

11月 29th, 2013 at 8:26 am

One Response to 'OS の移行先、Windows 8 で大丈夫ですか?'

Subscribe to comments with RSS or TrackBack to 'OS の移行先、Windows 8 で大丈夫ですか?'.

  1. ちょくちょく拝読させて頂いている者です。Windows 8か、8.1かという選択であれば、間違いなく8.1だと思います。むしろ、8という選択肢はないのでは、と思うくらいです(起動時にデスクトップを表示するオプションもありますし)。既存の環境がXPであれば、そのXPのOSイメージをそのままWindows 8.1のHyper-V上に移すことができるはずで、現場の混乱も最小限に抑えられるかと思います。ただ、元のXPがOEM版の場合、ライセンスの問題がありますが。

    John Anderson

    9 12月 13 at 14:30

Leave a Reply

*