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オンラインサービスを使用した Windows Phone のデバイス管理

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管理といっていいかは微妙なのですが、オンラインサービスを使用した Windows Phone (モバイルデバイス) の管理について少しまとめてみたいと思います。

企業向けのデバイス管理ではなく、個人用途のデバイス管理になります。

■二種類のオンラインサービス


他にも管理できるオンラインサービスはあると思うのですが、私が使用しているオンラインサービスは

  • Windows Live
  • Office 365

になります。
# 個人用途で Office 365 を使用するケースがどれくらいあるのかは謎ですが…。

これらのサービスで Windows Phone のデバイス管理をすることができます。

それでは、それぞれのサービスでどのようなことができるか見ていきたいと思います。

 

■Windows Live を使用したデバイスの管理


まずは Windows Live を使用してどのような管理ができるかを見ていきたいと思います。
詳しい内容に関しては [フィールドSE上がりの安納です] さんのブログに画像つきで記事があります。

【WP7 for ITPro】Windows Phone 7 を無くしたら? Windows Live に聞け!

 

Windows Phone で Live ID を登録して、My Phone に電話を追加することで、Windows Live からデバイスの管理が可能となります。
Windows Phone のメニューの [設定] で [電話を探す] が [接続完了] になっていると、My Phone にデバイスが追加された状態になっています。
# 電話を探すを使用するためには、事前に Windows Phone で Windows Live ID を使用してサインインをしておく必要があります。
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My Phone への追加方法については以下の情報の [自分の電話をMy Phoneから削除することはできますか? ] に記載がされています。
フィールドSEあがりの安納です > My Windows Phoneに関するよくある質問

デバイスが追加されていると、Windows Live の [Devices] または、[モバイル] からデバイスを確認することができます。
一番上に出ている黒のアイコンのデバイスが追加されている Windows Phone になります。
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端末名のリンクをクリックすると My Phone の画面を表示することができます。
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この画面で、その端末がどこで使用されていたかの確認、紛失した場合の操作をすることが可能です。
既に電話の位置情報が検出できている場合は、地図に箇所に位置情報が表示されます。

操作の内容としては、

  • 電話機を見つける
  • 着信音を鳴らす
  • ロック
  • 消去

をすることが可能です。

SMS が必要ということになっていますが、[フィールドSEあがりの安納です] さんの記事によると、プッシュ通知でも機能を使用できるようですね。
# そのため、イオン SIM のようなデータ通信専用の SIM でも大丈夫なようです。
フィールドSEあがりの安納です > 【WP for ITPro】紛失した電話を探索するには「プッシュ通知」を有効にしましょう

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Windows Phone を使用する場合、Windows Live ID は必須になってきますのでこの辺の管理方法を覚えておくといざというときに便利そうですね。

■Office 365 を使用したデバイスの管理


Windows Phone に Office 365 のアカウントを追加しておくことで Exchange Online (Exchange Active Sync) からデバイスを管理することが可能です。
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Exchange Active Sync に関してはプラン E だけでなく、プラン P (月額 600 円のプラン) でも使用することが可能です。

Windows Phone で Office 365 のアカウントを追加すると、Outlook Web App のオプションから [電話] を開くと、追加した端末を確認することができます。
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Office 365 での管理についてはWindows Phone を PC 経由でインターネットに接続している場合でも可能です。

ここでは Windows Live での管理と異なり、位置情報の確認や端末のロックということは出ませんが、対象の端末から Office 365 にアクセスができないようにすることやデバイスをリモートワイプにより初期化するということが可能です。

端末を紛失した場合の対応をこの画面から実施することが可能です。

リモートワイプに関してはこちらの記事がとても参考になります。
IT管理者が押さえておきたいWindows Phone導入のツボ(第2回)

リモートワイプは端末を選択して、[デバイスのワイプ] をクリックすることで可能です。
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リモートワイプが完了すると、状態が [保留中の消去] から [リモート デバイス ワイプが成功しました] となります。
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デバイスのワイプが完了しても端末の登録は削除されませんので、登録を削除する場合は端末を選択して [×] をクリックし、手動で削除する必要があります。
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また、[ログの開始] をクリックすることでデバイスからのアクセス状況を確認することも可能です。
# ログの取得を停止する場合は、[ログの取得] をクリックします。
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ログの取得が完了すると、Active Sync のログがメールとして送信されてきます。
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添付されてきたテキストを見ると、どの時間帯にアクセスされたかというような情報を確認することができます。
端末の紛失をした時は、すぐにログの取得を行うようにしておくと紛失している間に何がおこわなれたかを確認することができそうですね。

多機能なデバイスになるほど中に入っている情報が多様かつ深いものになってくると思いますので、デバイス管理については考えておかないといけないですよね。

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Written by Masayuki.Ozawa

1月 4th, 2012 at 11:59 pm

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