Windows Server 8 Developer Preview (DP) はサーバー OS なので、Active Directory (AD) 環境を構築することができます。
以前の OS と比較して、AD の構築方法が変わっていますので現状のバージョンで AD の構築方法をまとめてみたいと思います。
■AD のインストール
Windows Server 8 DP では dcpromo が使用できなくなっています。
# dcpromo さんお疲れ様でした。
Windows Server 8 DP で AD を構築する場合は、dcpromo ではなく、Server Manager を使用します。
# 事前に固定 IP を設定しておきます。
まずは Active Directory の役割のインストールを見ていきたいと思います。
- [Manage] → [Add Roles and Features] をクリックします。
- [Next] をクリックします。
- Next] をクリックします。
- [Next] をクリックします。
- [Active Directory Domain Services] を選択して、[Next] をクリックします。
- [Next] をクリックします。
- [Next] をクリックします。
- [Install] をクリックします。
- 以下の画面が表示されたらインストールは完了です。
■インストール後の初期設定
インストール後の初期設定ですが、上記の画面の [Promte this server a domain controller] をクリックすることで AD の設定をすることとが可能です。
[Close] を押して閉じた場合には 2 種類の方法で設定画面を開くことができます。
一つは DASHBOARD の [ACTIVE DIRECTORY DOMAIN SERVICE] の [Configuration required] の [More] をクリックする方法です。
ただし、これは右に [×] がついており、閉じることが可能となっています。
閉じてしまった場合には、[Tasks] (旗のアイコン) の [Task Details] から実行することが可能です。
Detail を開いて、[Actions] の [Promote this server to a domain controller] から初期設定を実行することが可能です。
設定の画面は以前と似たような入力内容となっています。
それでは実際に AD の設定をしたいと思います。
- [Add a new forest] を選択して、[root domain name] にドメイン名を入力します。
- 機能レベルや DNS のインストール、DSRM のパスワードを設定して、[Next] をクリックします。
フォレスト / ドメインの機能レベルは 2003 ~ Windows Server 8 まで選択ができるのですが、現状は Windows Server 8 にするとエラーとなりインストールすることができません。 - [Next] をクリックします。
- [Next] をクリックします。
- [Install] をクリックしてインストールを開始します。
- [Close] をクリックしてインストールを完了します。
# 初期の状態て [Reboot ~] が有効なので、再起動されます。
インストールが終了すると Server Manager のダッシュボードに AD と DNS が追加されます。
■AD の降格
dcpromo が使えませんので AD の降格も Server Manager から実行します。
- [Manage] → [Remove Roles and Features] をクリックします。
- [Next] をクリックします。
- [Next] をクリックします。
- [Active Directory Domain Services] の無効にして、[Next] をクリックします。
- [Next] をクリックします。
- 最後のドメインコントローラーなのかの選択をして、[Next] をクリックします。
- 両方のチェックを有効にして、[Next] をクリックします。
- ワークグループ化してからの Administrator のパスワードを設定して、[Next] をクリックします。
- [Remove] をクリックします。
次の Windows Server では dcpromo ではなく Server Manager で AD の追加 / 降格を行うようですね。
Windows 2000 Server からずっと dcpromo を使用していたので違和感がなくなるまで時間がかかりそうです。