ここまでで事前作業は終了しましたので展開用のパッケージを作成していきます。
■展開用パッケージの作成
MED-V Workspace Packager を使用して展開用のパッケージファイルを作成します。
- [MED-V Workspace Packager] を実行します。
- [Create a MED-V Workspace Package] をクリックします。
- [Next] をクリックします。
- [Browse] をクリックしてゲスト OS の VHD 参照し、[Next] をクリックします。
- [Next] をクリックします。
MED-V v2 を初めて検証するときは、[Attended setup] にしておくと動作がわかり易いと思います。
Attended Setup はその名称の通り、応答型のセットアップになります。
この方法でパッケージを作っておくと、MED-V の初期起動時の sysprep の動作状況などを確認することができます。
今回は、[Attended setup] を選択してパッケージを作成してみます。
- [Next] をクリックします。
- [Next] をクリックします。
- [Next] をクリックします。
- [Next] をクリックします。
- [Next] をクリックします。
ここで設定した値が、Web リダイレクト対象の URL となります。
MED-V v2 は特定の URL のみゲスト OS の IE で開くという設定ができます。
今回は、[http://www.google.co.jp] を設定しておきました。
- [Create] をクリックしてパッケージを作成します。
- [Close] をクリックします。
以上でパッケージの作成は完了です。
パッケージを作成すると、
- setup.exe
- <Workspace Name>.msi
- <Workspace Name>.ps1
- <Workspace Name>.reg
- <Workspace Name>.medv
が作成されます。
setup.exe/msi はセットアップ用のファイルになります。
.ps1/reg はレジストリ登録用のファイルになっているようです。
MED-V のレジストリは、[HKEY_LOCAL_MACHINESoftwareMicrosoftMedvv2] に格納され、MED-V のパッケージ作成で設定した値はこのレジストリに設定がされるようです。
# Web Redirection の URL もこのレジストリ内に設定がされます。
setup.exe を実行してインストールをするとレジストリへの設定反映もされますので、単体で実行する必要はないのですが、後からちょっと設定を変えたいというときにはこれらのファイルを変更すると良さそうでsう。
.medv は展開用の VHD が格納されています。
この
ファイルは zip 圧縮のファイルになりますので、拡張子を .zip に変更するとファイルを展開することができます。
VHD 内のファイルを少し変更したい場合は、VHD マウントをして変更することもできそうですね。
セットアップを実行すると展開用パッケージをインストールすることができるのですが、MED-V クライアントがインストールされていない状態でセットアップを実行してもエラーとなります。
展開用パッケージのインストールは次の投稿でまとめたいと思います。