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Windows Storage Server 2008 R2 をインストール

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気づいたら Winodws Storage Server 2008 R2 が TechNet / MSDN サブスクリプションでダウンロード できるようになっていました。 

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ということで、インストールの方法などを軽くまとめてみたいと思います。 

■ダウンロードできるメディア

  

Windows Storage Server 2008 R2 ですが、Windos Storage Server 2008 (無印) とは異なり、ダウンロードできるメディアから OS を含めてインストールすることはできません。 

ダウンロードできる ISO ですが、中には EXE ファイルが一種類入っています。
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この EXE ファイルを実行するとパッケージの解凍が実行されます。 

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このパッケージの中には 2 種類の ISO ファイルが含まれています。 

  • iSCSI_Software_Target_33.iso
  • Windows_Storage_Server_2008_R2.iso

[Windows_Storage_Server_2008_R2.iso] が Storage Server 2008 R2 のインストールメディアのように見えるのですが、この中には Storage Server 2008 R2 で必要となるコンポーネントのみが含まれています。
# iSCSI_Software_Target_33.iso には iSCSI Target と iSCSI クライアントが含まれています。
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■Storage Server のエディションについて

[Windows_Storage_Server_2008_R2.iso] の [Documentation] ディレクトリに各種ドキュメントが含まれているのですが、 [Windows_Storage_Server_2008R2_OEM_Guide.doc] というドキュメントに以下のような記載があります。

Step 1: Install Windows Server 2008 R2 on the reference computer
(use Windows Server 2008 R2 Standard as the basis for the Workgroup and Standard editions of Windows Storage Server 2008 R2, and use Windows Server 2008 R2 Enterprise as the basis for Windows Storage Server 2008 R2 Enterprise)

Windows Storage Server 2008 R2 は単体の OS として提供されているのではなく、Windows Server 2008 R2 Standard または、Enterprise Edition に Storage Server 用のモジュールをインストールすることで使用できるようになります。 

Windows Server 2008 R2 ですが、[Datacenter Edition は対象外] となっているようで、Storage Server 2008 R2 のモジュールをインストールすることができませんでした。 

Windows Server 2008 R2 と Windows Storage Server 2008 R2 の対応は以下のようになります。

Windows Server 2008 R2 Standard Windows Storage Server 2008 R2 Workgroup
Windows Server 2008 R2 Standard Windows Storage Server 2008 R2 Standard
Windows Server 2008 R2 Enterprise Windows Storage Server 2008 R2 Enterprise

Windows Server 2008 R2 Standard は Workgroup/Standard Edition を使用することができますが、Enterprise Edition の場合は、Storage Server も Enterprise Edition となります。 

使用できない Storage Server のエディションをインストールしようとすると以下のようなエラーとなります。
下の画像は Windows Server 2008 R2 Standard に Windows Storage Server 2008 R2 Enterprise のモジュールをインストールしようとした場合に表示されるメッセージです。 

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対応していないエディションの Storage Server をインストールしようとするとこのメッセージが表示されます。
Windows Server 2008 R2 Datacenter Edition に関してはどの Storage Server のエディションのモジュールをインストール賞としてもこちらのメッセージが表示されてしまいインストールすることができません。 

また、プロダクトキーですが、Windows Server 2008 R2 に対してモジュールインストールという形で実施するため、Storage Server としてのプロダクトキーは用意されていないようです。 

■Windows Storage Server 2008 R2 のインストール

それでは実際に、Windows Storage Server 2008 R2 のインストールをしてみたいと思います。 

インストールは単純で、[Windows_Storage_Server_2008_R2.iso] の [Windows Storage Server 2008 R2] ディレクトリにある、以下のモジュールのいずれかをインストールするだけで完了します。 

  • Windows6.1-KB982048-x64-WorkgroupBranding.MSU
  • Windows6.1-KB982049-x64-StandardBranding.MSU
  • Windows6.1-KB982050-x64-EnterpriseBranding.MSU

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今回は、Windows Server 2008 R2 Standard Edition に Windows Storage Server 2008 R2 Standard Edition をインストールしてみたいと思います。 

インストールする前の Winver の情報がこちらになります。
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  1. [Windows6.1-KB982049-x64-StandardBranding.msu] を実行します。
  2. [はい] をクリックし、インストールを開始します。
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  3. [閉じる] をクリックします。
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インストールはこれで完了です。 

インストール完了後 winver を実行してみると OS が Storage Server に変わっていることが確認できます。
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ログイン画面も Storage Server に変わっています。
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せっかくなので Workgroup と Enterprise のスクリーンショットも。
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■Storage Server 2008 R2 に含まれるその他のモジュール

[Windows Storage Server 2008 R2]  ディレクトリには、他にも以下のモジュールが含まれています。 

  • Windows6.1-KB976833-x64-SIS.msu
  • Windows6.1-KB976835-x64-WebRDP.msu
  • Windows6.1-KB976836-x64-OOBE.msu

これらのモジュールに関しては、[Documentation] ディレクトリの [Windows_Storage_Server_2008R2_OEM_Guide.doc] に記載があります。

Windows6.1-KB976833-x64-SIS.msu This package provides support for Single Instance Storage (SIS).
Windows6.1-KB976835-x64-WebRDP.msu This package provides Remote Desktop support.
Windows6.1-KB976836-x64-OOBE.msu This package provides support for a storage-specific ICT window that you can customize.

それぞれのモジュールを実行すると Windows Update スタンドアロンインストーラーが起動するので、次へを押していくとインストールが完了するのですが、[Windows6.1-KB976836-x64-OOBE.msu] だけ、注意が必要となります。
このモジュールをインストール後にログインすると以下のエラーが発生することがあります。image 

このエラーですが、[.NET Framewor 3.5 SP1] がインストールされておらず、初期構成の画面が表示できないために発生しているようです。 

参考)
Windows Storage Server 2008 R2 RC0 

.NET Framework 3.5 SP1 のインストール後にログインしなおしてみるとエラーは発生しなくなります。
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この画面を表示するのに .NET Framework 3.5 SP1 が必要になるようです。
# WPF あたりを使っているのですかね。
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手動で初期構タスクを実行したいときは[C:WindowsSystem32nasoobenasoobe.exe] を実行すると再度表示させることが可能です。 

■言語パックの適用

Windows Storage Server 2008 R2 ですが多言語対応となっているので、ISO の [Language Packs] ディレクトリには言語パックが含まれています。
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言語パックに関しては通常の多言語対応と同じで、[コントロール パネル] の [時計、言語、および地域] の [表示言語のインストールまたはアンインストール] からインストールすることが可能です。
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ディレクトリ内の cab を選択して言語を追加します。
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言語パックのインストールに関しては、Windows Server 2008 R2 の段階、Windows Storage Server 2008 R2 に変更後のどちらのタイミングでもインストールすることが可能です。 

■修正プログラムの適用

Windows Storage Server 2008 R2 の ISO には、[OS Updates] というディレクトリがあり、その中に修正プログラムが格納されています。
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Windows Update で適用されるものもあるようですが、取捨選択するのは大変だと思いますので、以下のコマンドで一括でインストールすることが可能です。
# Windows Update でネットワークからダウンロードするのも時間がかかると思いますので、メディアのアップデートを適用してから Windows Update をした方が良さそうですね。 

forfiles /P "D:OS Updates" /C "cmd /c @path /quiet /norestart"

Windows Storage Server 2008 R2 のインストールに関してはこれで完了です。 

iSCSI Target に関しては別の投稿でまとめていきたいと思います。

Written by masayuki.ozawa

9月 29th, 2010 at 11:44 pm

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