ここまでの投稿で作成したドメインコントローラーをサイトを分けて以下の用に配置しました。
また、このドメインには Exchange 2000 Server が存在しています。
Exchange 2000 Server は使用できるドメインコントローラーのバージョンには制限があるようで、US の Exchange チームの
ブログの以下の投稿で記載がされています。
Exchange Server and Windows Server 2008
Exchange 2000 Server は Windows Server 2008 のドメインコントローラーに対応していないようです。
Exchange 2000 Server Service Pack 3 and all previous versions of Microsoft Exchange are not for use with Windows Server 2008 directory servers. |
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各サイトにサブネットを設定して Exchange 2000 を再起動し、サービスが起動するかどうかを試して見たいとおもいます。
Contents
■Windows 2000 Server のサイトにサブネットを設定
Exchange 2000 Server のサブネットを Windows 2000 Server のサイトに設定しました。
再起動後にドメインユーザーでログインして SET コマンドを実行してみます。
2000 のドメインコントローラーになっていますね。
この作業をサブネットを設定するサイトを変更しながら繰り返していきます。
# サイトリンクも初期のままなので、サブネット変更後は [repadmin /syncall /AedP "TEST-2000-01"] を実行して、
2000 AD の変更内容をプッシュで伝搬させています。
■Windows Server 2003 R2 のサイトにサブネットを設定
今度は、Windows Server 2003 R2 x64 にサブネットを割り当てます。
SET コマンドを実行すると 2003 R2 のサーバーが表示されています。
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■Windows Server 2008 のサイトにサブネットを設定
ここからが本題です。
サブネットを Windows Server 2008 のサイトに設定しました。
では、各サービスの起動状態を確認してみたいと思います。
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サービスはすべて起動していますね。
以前試したときは [Microsoft Exchange Information Store] が起動しなかったのですが、今回の環境では起動してしまいました。
■Windows Server 2008 R2 のサイトにサブネットを設定
続いて 2008 R2 で実験です。
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以前、2000
AD + 2008 AD DS の環境で試した際には、Exchange 2000 を 2000 AD のサイトに設定しないと、
正常にサービスが起動しなかった場合があったのですが、今回はうまくいってしまいましたね~。
2008 AD DS を使用する場合は 2000 または 2003 の AD が使われるようにサイトの設定をすることが
必要になるという投稿がしたかったのですがうまく結果が残せませんでした…。