XP モードといえば Windows Virtual PC の仮想アプリケーションの公開機能を使用して、Windows 7 上で XP で
動作するアプリケーションを実行する機能になります。
この機能、ゲスト OS として Windows Vista を使っている場合でも動作します。
でも Vista モードとは言わないでんしょうね。
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■仮想アプリケーションの公開機能が使用できるゲスト OS
Tech Ed の資料によると以下の OS をゲスト OS として使用した場合、仮想アプリケーションの公開機能を使用することができるそうです。
- Windows XP SP3 Professional
- Windows Vista Enterprise / Ultimate
- Windows 7 Enterprise / Ultimate
今回は Vista Enterprise Editon SP2 の環境を使用して検証したいと思います。
■統合コンポーネントをインストール
仮想アプリケーションを公開するためには Windows Virtual PC の統合コンポーネントをゲスト OS にインストールする必要があります。
実際に統合コンポーネントをインストールする際に表示される画面が以下になります。
Tech Ed の資料に記載されている OS が記載されていますね。
残念ながら Windows 2000 は統合コンポーネントがインストールできませんので、仮想アプリケーションの公開機能は
使用することができません。
■更新プログラムのインストール
統合コンポーネントのインストールが終わると以下の画面が表示されます。
[完了] をクリックすると以下の URL にアクセスされます。
RemoteApp? を有効にするための WindowsR Vista SP1 以降用の更新プログラム
統合コンポーネントだけでなく、更新プログラムの適用が必要になるようですね。
この更新プログラムをダウンロードしてインストールします。
■仮想アプリケーションの公開
統合コンポーネントと更新プログラムのインストールが終了したら再起動し、いよいよ仮想アプリケーションの公開です。
上記 2 つのインストールが完了すると、自動公開が有効になります。
Vista の場合は
– [C:ProgramDataMicrosoftWindowsStart Menu]
にショートカットを配置することで、インストールしなくても仮想アプリケーションとして公開することができます。
今回は IE を公開してみました。
なんとなく Windows Vista Mode というゲスト OS 名にしています。
Internet Explorer が表示されていることが確認できます。
他のものに関しては、明示的に追加したものではないのですが、自動公開を有効にしたタイミングで表示されたものになります。
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■自動ログオンの設定
必要に応じて自動ログオンの設定を。
自動ログオンを有効にして仮想アプリケーション使用時のダイアログは消せなかったんですよね。
自動ログオンを有効するには、以下の技術情報の操作を行います。
自動ログオンを有効にする
[control userpasswords2] を実行して、[ユーザーがこのコンピュータを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要] を
無効にします。
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あとは自動ログオンに使用するユーザー情報を設定します。
現在、MED-V のクラスターモードの検証中なのですが息抜きに Vista の仮想アプリケーション公開を試してみました。