ISA 2006 の設定を TMG 2010 に移行できるかを検証してみました。
- ISA 2006 から設定をエクスポート
- ISA 2006 で [ISA Server の管理] を起動します。
- [エクスポート (バックアップ)] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- [機密の情報をエクスポートする] と [ユーザーアクセス許可設定をエクスポートする] を有効にして、
[次へ] をクリックします。 - ファイルの出力場所を選択して、[次へ] をクリックします。
- [完了] をクリックします。
? - [OK] をクリックします。
エクスポートしたファイルを TMG 2010 に移します。
この状態では両方共の ISA / TMG のファイアウォールが設定されている状態ですので、
どちらかに CIFS を許可するアクセスルールを作成して、ファイルを移動させます。
?
- TMG 2010 に設定をインポート
- TMG 2010 で [Forefront TMG の管理] を起動します。
- [開始ウィザード] が起動するので、[閉じる] で閉じます。
- [はい] をクリックします。
- [インポート (復元)] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- インポートするファイルを選択して、[次へ] をクリックします。
- [OK] をクリックします。
- 今回はエクスポート時にパスワードを設定していますので、エクスポート時に設定したパスワードを入力して、
[次へ] をクリックします。
- [完了] をクリックします。
- [OK] をクリックします。
- [閉じる] をクリックします。
? - [適用] をクリックします。
- [適用] をクリックします。
- [OK] をクリックします。
この状態では、上のダイアログに表示されているように、サーバー証明書と、レポート構成設定はインポートされていないので、
これらに関しては手動でインポート、設定を行います。
以上で設定の移行は完了です。
ISA 2006 の IP に付け替えてみたところ、正常にルールも稼働しています。
TMG 2010 は x64 専用ですので、ISA 2006 から直接アップグレードをすることができません。
# ISA 2006 は x86 専用です。
インポート / エクスポートで設定が簡単に移行できると、移行工数を抑えることができていいですね。
開始ウィザードを使用した初期設定は次の投稿で。