検証環境の Exchange はメールのリレーサーバとしてエッジトランスポートを DMZ に配置しています。
Exchange 2010 も少し触っておこうと思い、まずは既存の環境への影響が少ない、エッジトランスポートを
2010 で構築してみました。
エッジトランスポートはワークグループ環境かつ既存の Exchange 組織内の役割とも競合しないので
手軽に入れ替えることができます。
今回はせっかくなので Windows Server 2008 R2 にインストールをしてみました。
- 必要な役割 / 機能の追加
まずはエッジトランスポートに必要な役割 / 機能の追加です。以下のコマンドを実行して、[.NET Framework 3.5.1] と [Active Directory Lightweight Directory Service] を
インストールします。
Windows Server 2008 R2 なので Dism コマンドを使用して追加してみました。dism /Online /Enable-Feature /FeatureName:NetFx3
dism /Online /Enable-Feature /FeatureName:DirectoryServices-ADAM - インストール言語の選択
インストールメディアを挿入し、セットアップを起動後にインストールする言語オプションを選択します。
言語の選択は [言語バンドルからすべての言語をインストールする] と [DVD に含まれる言語のみをインストールする] の
2 種類から選べます。
今回は [言語バンドル~] を選択してみました。
この方法ではインターネットから言語バンドルがダウンロードされます。
? - エッジトランスポートの役割のインストール
[Microsoft Exchange のインストール] でカスタムインストールを選択し、エッジトランスポートをインストールします。
エッジトランスポートのインストールは Exchange 2007 のときと変わりませんね。
管理コンソールの基本的な構成も Exchange 2007 と同じですね。
軽く、インターネット経由のメール送受信ができるか試したところ正常に動作しました。
製品版が出たらスムーズに置き換えができそうです。
いつも参考にさせていただいております。
エッジトランスポートサーバを介して、外出先からoutlookを使って内部のExchangeにアクセスすることは可能でしょうか。
TMGサーバを使って、リバースプロキシでの通信が可能であることは分かっていますが、エッジトランスポートサーバを使っての手法をご存知でしたらご教示いただきたいと思います。
どうぞ、宜しくお願いいたします。
masahiro
8 11月 12 at 15:21
エッジトランスポートはメールの中継をするための役割になりますので、それだけで Outlook からの接続のアクセスポイントとすることはできないかと。
エッジトランスポートにリバースプロキシのようなものをインストールし、それをCASにリダイレクトするような仕組みを実装しないと書かれているようなことは難しいのではないでしょうか。
Masayuki.Ozawa
10 11月 12 at 02:03
初めまして、Exchnage2010関連でいつも参考にさせていただいております。
DMZにEdgeTransportを導入する際の注意点としましては、
・EdgeTransportに内部ドメインのDNSサフィックスを追加
・内部DNSサーバにEdgeTransportのAレコード追加
・EdgeTransportにて、エッジサブスクリプションファイルを作成してハブトランスポートにインポート
(これって必須ではないと思いますが、インポートしなくても不具合ないでしょうか?)
また、DMZに置くEdgeTransportのDNSアドレス設定ですが、外部DNSと内部DNSどちらを指定する
べきなのでしょうか?
名前解決の点からプライマリ、セカンダリともに内部DNSに設定しないといけないのかなと思っています。
銀麦
7 9月 14 at 20:34