昨日、SQL Server 2008 R2 をインストールしてひとつ新機能を試してみました。
SQL Server 2008 R2 では Utility Control Point (UCP) という機能があります。
この機能を使用すると SQL Server Management Studio から複数のサーバーの状態監視を
行うことができるようになります。
SQL Server の基本機能だけで実装する OpsMgr のようなものでしょうか。
この機能ですが SQL Server 2008 R2 (10.50) 以降かつ、Enterprise Edition でないと使用できないようです。
# 管理される側も上記のバージョンでないと駄目そうです。
??? データ取得に使用する Data Collector のストアドプロシージャが msdb のシステムストアドプロシージャとして
存在しているようで、SQL Server 2008 Enterprise Edition を管理下に設定しようとしたらエラーになりました。
使用するための手順としては
- UCP を使用して監視を統合する SQL Server に UCP 用のデータベース、SQL Server Agent のジョブを作成
- SSMS の Utility Explorer で管理されるインスタンスを登録
になります。
SQL Server 2008 R2 の SSMS では [Utility Explorer] という画面があり、この中に UCP が含まれています。
1 インスタンスしか用意できていないので管理画面が寂しですが以下のようなレポートが表示できます。
CPU の使用状況等に関しては閾値を変更することも可能です。
閾値超えがメールで連携できると便利そうなのですが、そのような設定ができそうな画面は
今のところ見つかっていません。
Tech Ed 2009 で新機能について話が聞けるといいな~と思っています。