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[Web サーバー立ち上げ体験日記]インストール後の初期構成タスク

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<[Web サーバー立ち上げ体験日記]インストール後の初期構成タスク

インストール後は [初期構成タスク] が起動しますので、表示されているタスクに従って作業を進めていきます。
初期構成タスクは以下の項目で構成されています。

  1. コンピュータ情報の提供
    1. タイムゾーンの設定
    2. ネットワークの構成
    3. コンピュータ名とドメインの入力
  2. このサーバーを更新
    1. 自動更新とフィードバックを有効にする
    2. 更新プログラムのダウンロードとインストール
  3. この Web サーバーの構成
    1. 役割の追加
    2. 機能の追加
    3. リモートデスクトップを有効にする
  4. リソースのダウンロード
    1. IIS ダウンロード センター
    2. ASP.NET 開発ダウンロード センター
  5. Web サーバー コミュニティ
    1. IIS コミュニティ Web サイト
    2. ASP.NET コミュニティ Web サイトを参照
    3. IIS 7.0 テクニカル ライブラリ

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[リソースのダウンロード] [Web サーバー コミュニティ] の 2 つのカテゴリは URL へのリンクですので 1~3 のカテゴリを設定します。
それぞれのカテゴリの設定内容を見ていきたいと思います。

[コンピュータ情報の提供]

  1. タイムゾーンの設定
    インストール時の設定でタイムゾーンは設定されていますので変更の必要はないと思います。
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    ただし、インターネット公開用のサーバーですので NTP と時刻同期が正常にできるかは確認したほうがよいかと。
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    デフォルトでは [time.windows.com] と時刻同期される設定になっています。
    [ntp.nict.jp] も有名なようですね。
  2. ネットワークの構成
    デフォルトでは DHCP の構成となっています。
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    家庭用のブロードバンドルーターはたいてい DHCPとして家庭内のネットワークに IP を割り当てる設定となっているかと思います。
    インターネットにサーバーを公開するに当たり、ルーター側のファイアウォールで特定の IP アドレスに対してのみアクセスを
    許可するように設定する必要があります。
    手動で固定 IP アドレスを割り当てる設定に変更したほうが良いと思います。
    # 下の画像の IP は適当にふっています。
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  3. コンピュータ名とドメインの入力
    デフォルトでは [WIN-xxxxxxxx] となっていますので、必要に応じてコンピュータ名を変更します。
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    Web サーバー導入キット の内容だけでは Active Directory 環境は作成できませんので、ワークグループは変更しません。
    # Windows Web Server 2008 は AD DS サーバーとして設定はできません。

[このサーバーを更新]

  1. 自動更新とフィードバックを有効にする
    デフォルトでは [手動で設定を更新する] に設定されています。
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    [Windows 自動更新とフィードバックを有効にする] にすると以下の設定がされます。
    • 毎日 3:00 に更新プログラムのインストールを実施
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    • カスタマ エクスペリエンス向上プログラムに参加
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    • Windows エラー報告で概要レポートを送信
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      今回は Web サーバー導入キットのモニターですのでフィードバックは有効にしています。
      Windows 自動更新は公開するコンテンツに合わせて時間を設定するしかないかと。
      外部公開のサーバーでパッチを適用しないのはよろしくありませんので。

  2. 更新プログラムのダウンロードとインストール
    初回の更新プログラムのダウンロードとインストールになります。
    [自動更新とフィードバックを有効にする] で設定しても初回の実行タイミングまでは時間がありますので、
    必ず [更新プログラムの確認] をクリックして手動で実施したほうが良いと思います。

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[この Web サーバーの構成]

  1. 役割の追加
    この作業で IIS をインストールできます。
    [IIS 7.0 虎の巻] の [Windows Web Server 2008 の場合:] に記載されている [サーバーマネージャ] からの作業と同じです。
    image?
    Windows Web Server 2008 では [Web サーバー (IIS)] の役割しか追加できません。
    [Web サーバー (IIS)]? を選択します。
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    必要な機能を追加しますかのダイアログが表示されたら [必要な機能を追加] をクリックし、[次へ] をクリックします。
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    [次へ] をクリックします。
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    役割サービスではデフォルトで性的コンテンツのみ表示できる状態のチェックがついています。
    何を動かすかは後で考えようと思いますのでひとまずデフォルトのまま [次へ] をクリックします。
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    [インストール] をクリックしてインストールを開始します。
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    [閉じる] をクリックしてインストールを完了します。
    再起動のダイアログが表示された場合は [はい] をクリックして再起動します。
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    IIS の役割を追加していますので IE から [http://localhost] で IIS にアクセスできるか確認することができます。
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  2. 機能の追加
    IIS として必要な機能は IIS の役割追加時にインストールされています。
    運用のために [PowerShell] [Windows バックアップ] はインストールしようと思うのですが、これらは運用方法を
    考える際に入れたいと思います。
    今回は手動で機能は追加していません。
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  3. リモートデスクトップを有効にする
    有効にするかどうか悩ましいです…。
    リモートデスクトップをどのように有効にするかはあとで考えようと思います。
    現在はまだインターネット上に公開していませんのでひとまず [ネットワークレベル 認証] でリモートデスクトップを許可しています。

    image?
    ファイアウォールのダイアログが表示されたら [OK] でリモートデスクトップの例外を有効にします。
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これで初期構成タスクの作業は終了です。
次回起動時に初期構成タスクを表示したくない場合は [ログオン時にこのウィンドウを表示しない] を有効にしておきます。
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再度初期構成タスクを起動したくなった場合は [C:WindowsSystem32oobe.exe] を実行してください。
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次回はデバイスドライバの適用をまとめたいと思います。
# のんびり書いているのでなかなか Web サーバーの公開までいかないですね~。

>[Web サーバー立ち上げ体験日記]デバイスドライバのインストール

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Written by Masayuki.Ozawa

4月 9th, 2009 at 3:42 pm

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